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*
Side- Ren
ラウ「え〜、彼氏？」
すっかりAちゃんと仲良くなったラウール。
明日は休みで出掛けるから、と連絡を取る相手が気になる俺をニヤニヤ見ながら問い掛けた。
『違う違う、幼馴染み』
ラウ「な〜んだぁ」
蓮「男の、でしょ」
たぶん前に聞いた奴。
だって楽しそうって言うか、嬉しそうって言うか……とにかく、そんな表情してる。
ラウ「Aちゃんの好きな人？」
『そんなんじゃないよ〜。小さい時からずっと一緒だから…お兄ちゃん、みたいな』
蓮「みたい、ね。家族としての姉弟は俺だけでしょ」
……ちょっと張り合ってるみたいになっちゃって何言ってるんだろって後悔。
ほら、Aちゃんはキョトンとしてるしラウールは笑ってる。
『そうだね、弟は蓮くんだけだよ』
あ、それはそれで傷付く…かもしれない。
別にAちゃんとどうこうなりたいっていうんじゃないとは思うけど、やっぱり可愛いって思ってる訳で……俺の事も格好良いって、ちょっとは意識して欲しかったりする。
ラウ「え〜、僕もAちゃんの弟になる〜」
蓮「おい、なれねぇよ」
『んふふ、可愛い弟が増えちゃった』
ラウ「Aちゃん、好きー！」
蓮「おいこら！ラウール！」
ラウ「めめ、嫉妬〜？(笑)」
『私もラウくん好きー』
蓮「Aちゃん！？」
２人は笑いながら仲良く手を繋いで前後に揺らす。
なんか２人の方が姉弟みたい。
微笑ましい、って思えるのは
きっとラウールだから。
……もう一度ちゃんと口止めしておこう。
──────
何やかんやで楽しかった夜も明ける。
朝起きてAちゃんの姿を探しに下へと降りるけど、彼女の姿は家の何処にもない。
もう出掛けたのか……って少し落ち込む。
ラウ「んー…はよ、めめ」
蓮「おはよ」
部屋に戻り寝起きのラウールの頭を撫でれば心地良さそうに目を細める。
義母さんが朝御飯用意してくれてたよって告げると嬉しそうに微笑んで目を擦った。
こういう所は可愛い弟みたいな奴。
ラウ「Aちゃんはもうデート？」
俺の反応を見るように問い掛ける。
こういう所は可愛くない……と言うか、妙に鋭くて困る。
蓮「ん、もう出掛けた」
ラウ「そっか、ざ〜んねん」
蓮「俺らどうする？」
ラウ「服見に行きたい！」
蓮「おっけー」
ここからはもう普通の休日
……になるはずだった。
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ゆゆ(プロフ) - 純さん» ありがとうございます！本当はもっとあっさり終わる予定だったのに、書いているうちにキャラが勝手に…(実際は文章力の問題)。もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2019年10月22日 19時) (
レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 更新楽しみしてます！！オチどっちなのかめっちゃ気になります！わたし的にさっくんが、、、、これからも楽しみにしてます！ (2019年10月21日 20時) (レス) id: d3ea9b51f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 鈴蘭さん» ありがとうございます！マイペースながら更新していきたいなと思っています。ピュア感が出せるか分かりませんが、上手いこと流れに組み込めたら良いなと思います。 (2019年10月13日 14時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです！ちょっとピュアな流れが見たいです。無理せずマイペースに更新お願いします!! (2019年10月12日 15時) (レス) id: fb3e710945 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めめさん» ありがとうございます！はたして私が甘いのを書けるのか疑わしいところですが話の流れでご希望に添える事が出来そうであれば挑戦してみます← (2019年10月11日 20時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2019年9月8日 11時
