07:S組の人々 ページ7
*
樹「しょっぴー教科書貸してー!」
京「さっくん、教科書貸してくれない?」
慎「お兄やん、教科書貸りられますぅー?」
阿「何でみんな仲良く教科書忘れてんの!」
ジェ「A HA HA HA HA!」
休み時間に押し寄せるお隣S組の皆。
J組同様、特別クラス。
…特別クラスだけアルファベット順じゃない不思議。
次の時間は担当授業だから休み時間も教室に居る阿部ちゃん先生の鋭いツッコミが入る。
樹「いつもなら全部置いてあるんだけどさー
宿題出されたから持って帰ったよね」
翔「宿題やったの?えらくね?」
慎「うんにゃ、皆やり忘れたのよ〜」
翔「……樹、とりあえず教科書貸してやるよ」
照「ほら、要るんだろ?」
慎「お兄やん!惚れるわ〜」
舘「ジェシーは教科書忘れなかったの?偉いね」
ジェ「やー、持って帰るの忘れたんだよね
A HA HA〜(笑)」
舘「……いや、笑い事じゃないから」
騒々しい人達の中で一人静かな優吾くんに近付いて腕を軽く引っ張る。
高「ん?」
『ゆご君は忘れなかったの?』
高「うん。宿題もやってきた」
阿「やっぱり高地だけか」
後ろから先生の声。
やっぱりって言っちゃダメでしょ、生徒信じてあげようよ。
北「A、」
『なぁに?』
腕を引っ張られ私の席まで連れていかれる
北「貸して」
『ほっくんも忘れたの?』
北「宿題はやってきた。教科書家に忘れただけ」
『そっか(笑)はい、どーぞ』
佐「あぁあぁーー!!!」
北斗くんに手渡すタイミングで教室に響いたさっくんの声。
阿「どーした、佐久間!?」
佐「俺も教科書忘れた!!」
阿「はぁ!?」
京「えー、誰か貸してぇー」
佐「後で俺に誰か貸してー」
京「Aー」
きょもが私に声を掛けると、彼に教科書を見せて口元に笑みを浮かべ
北「ありがとう、A」
そう言いながら私の頭を撫でたら、何故か騒ぎ出す樹くんと慎ちゃん。
無言で不貞腐れるきょも。
盛大に溜息を吐く先生。
阿「もう休み時間終わるぞー」
休み時間を告げる鐘が鳴り慌てて教室に戻るS組の皆。
去り際に舘さまがサッと教科書をきょもに差し出して無事にみんな教科書を確保。
次の休み時間に返しに来た4人と一緒に、優吾くんがさっくんに教科書を貸しに来てくれましたとさ。
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▽S組
お隣の特別クラス。体育などJ組と合同。
各々の設定はまたいつか←
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ゆゆ(プロフ) - ささん» けしからん、もっとやれ!状態です(笑)皆は書いてる様子をどう見てたんだろう…← (2019年10月28日 9時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
さ - 黒板の相合傘は罪ですね! (2019年10月28日 2時) (レス) id: 53a7921132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ちあきさん» ありがとうございます!読んで頂けて感激です!マイペースではありますが少しでも楽しんで頂ける話が書けたらな、と思います☆ (2019年10月18日 23時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき - いつも楽しんで読んでます。早く読みたい気持ちではありますが...ゆゆさんのペースでの更新を気長に待ってます^^更新頑張ってください。 (2019年10月18日 23時) (レス) id: 8d08173618 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 阿部ちゃんLoveさん» コメントありがとうございます!ビビッてきたって何だか嬉しいです^^ 楽しんで頂けたら幸せです☆ (2019年9月20日 10時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2019年9月12日 21時