22：康ちゃんって甘えん坊 ページ22
*
〈Koji.M〉
康「あ〜…」
『どうしたの？』
机に伏せている俺に声を掛けるAちゃんを見上げると、大きな瞳が真ん丸になった。
『康ちゃん泣きそう…大丈夫？』
康「え、俺泣きそう？」
ただ、容量が少なくなった携帯のデータを整理してて…カメラから移してた昔の写真見とったら懐かしくなってしまってん。
ボソボソと説明する俺の言葉を、前の舘さまの席に座り聞いてくれるAちゃん。
『関西が恋しくなっちゃった？』
康「ん〜…それともちょっと違うんかな…毎日のように会ってた兄ちゃんみたいな人と長い事会えてなくて…」
どんな人？と聞いてくるAちゃんに写真を見せる。
康「龍太くん、って言うねん…」
『康ちゃんは龍太さんの事大好きなんだねえ』
関西の高校で後輩やった大吾が撮ってくれた俺と龍太くんのツーショットを見てしみじみと言うAちゃん。
確かにピッタリくっついて、俺めっちゃ笑っとるし……写真でも伝わるな、うん…。
康「俺が馬鹿な事言ってもノってくれるし…いっぱい甘えてたんやなって離れて再認識したわ」
『康ちゃんって甘えん坊？』
康「えっ、そうかな？」
『寂しがり屋なのかな…？めめが“康二くんは甘えただ！”って言ってたよ』
康「うわ、めっちゃ恥ずいやん！！」
“可愛いよ〜”ってニコニコ笑うAがめっちゃ可愛え。けど、ここは黙っておくわ。
『龍太さんや関西のお友達と離れちゃったのは寂しいと思うけど…、私たちと出会ってくれてありがとう』
康「え……？」
『お礼と言っては何だけど、康ちゃんが甘えたくなったら私にめいっぱい甘えてね』
驚いて言葉が浮かばずじっとAちゃんを見つめると、勘違いさせてしまったようで慌てて言葉を足した。
『私じゃ駄目だったらさ、めめもひぃくんも…皆居るよ！』
あぁ本当、可愛え…
康「Aちゃんがえぇなぁ…」
『えっ！』
嬉しそうにパッと明るくなる表情。
康「だから、Aちゃんも何かあったら……いや、なくても俺に甘えてな？」
『何もなくても？(笑)』
康「おん、なくても！」
皆好きやし一緒に居たいし、甘えたい…のかもしれない。龍太くんの代わり、とかじゃないねん。
本当に好き。
でもAちゃんだけは、甘えて欲しいっていうか…甘えるなら俺にして欲しいなって思っていたり。
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いずれはるたくんを出したい願望。
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ゆゆ(プロフ) - ささん» けしからん、もっとやれ！状態です(笑)皆は書いてる様子をどう見てたんだろう…← (2019年10月28日 9時) (
レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
さ - 黒板の相合傘は罪ですね！ (2019年10月28日 2時) (レス) id: 53a7921132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ちあきさん» ありがとうございます！読んで頂けて感激です！マイペースではありますが少しでも楽しんで頂ける話が書けたらな、と思います☆ (2019年10月18日 23時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき - いつも楽しんで読んでます。早く読みたい気持ちではありますが...ゆゆさんのペースでの更新を気長に待ってます＾＾更新頑張ってください。 (2019年10月18日 23時) (レス) id: 8d08173618 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 阿部ちゃんLoveさん» コメントありがとうございます！ビビッてきたって何だか嬉しいです^^ 楽しんで頂けたら幸せです☆ (2019年9月20日 10時) (レス) id: ac690e68a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2019年9月12日 21時
