転校【愛乃】 ページ5
はい皆さんこんにちわー。
今日は僕の好きなスピリチュアルな話題を扱ってみたいと思います。
みなさんは死んだらどうなると思いますか?
死んだ事がないからわかりませんよね。
死んだら人間は幽霊になる、幽霊になった天国に行くとか妖怪たちが住む世界に行くとか色々な説がありますよね。
僕が思うに、人は死ぬことによって存在するチャンネルが変わるんだと思うんですよね。
死んで別の場所に行く訳じゃないんです。
どういうことかさっぱり分かりませんよね。
では説明します。
人間が存在するチャンネルが現世と呼ばれている場所だとすると、その上にも、下にも、チャンネルが存在していると思うんです。
これを霊界なんて呼ぶ人もいるみたいですけど、実際には霊界っていう別の場所がある訳じゃなくて同じ時間と場所に存在しているんです、同じビルの別のフロアにいr―――――
プチっとスマホの電源を切る。
悠々と広がる碧空見つめ、蝶の様に舞う桜の華背に。
足元には、昨日を連想させる水たまりの跡。
嗚呼、これも歌詞にしようか。
春というのは、どうも気分が良く。
ふわっと一歩を前に出す。
嗚呼、曲が浮かぶなぁ…。
桜の絨毯から見え隠れする小さな生き物。
鶯は、誰かを呼ぶように鳴く。
んー…題名何にしよう。
春の訪れに関心はなく、音楽のことしか考えておらず。
足音さえも歌詞に変えてしまう、
今日を持って、Y学園に転校となりました。
そろそろ、音楽から引き離し、我に帰らせようと思います。
ーーーーーーーーーー
――――――ガラガラッ
学校の扉特有の音を出し、勢いよく道が開かれる。
黒板には、『街風 嵐聖』と純白のチョークで書かれた文字が目に映った。
在校生徒の方からざわついて聞こえてくる、『まちかぜ あらせ』の声。
一歩、また一歩。
やがて、先生らしき人物の前まで来ると、先生が喋り始めた。
臼見沢「今日、新しく転校してきた『
いいように言い渡されたので、軽く会釈をし、口を開く。
嵐聖「ども…
そういった途端、先生は驚いたように名前の書いてある名簿を見、「こりゃ、失礼」と、改めて紹介し直す。
一通り説明が終わると、指定された席は一番前の一番角。
当てられるのやだな〜と思いつつ、席につく。
その時、後ろから誰かが話しかけて来た。
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