小喧嘩【愛乃】 ページ20
響ネ「およ…?……ごめん、やっぱ出直してくるね」
ランセ「おい、ちょい、まてぃ!!」
ばっと追いかけて、抱っこするように戻ってくる。
ジタバタするこいつは『
俺の怨霊。
響ネ「うぇー、離せぇぇぇ!!」
ランセ「誰が離すかぁぁぁ!!」
ユキノ「ちょ、二人共、喧嘩はやめて!!」
その時、誰か分からない大きな男の人が、俺達を引き離す。
両手にぶら下がる俺達は、降ろせ!とキーキーと叫んでいた。
メラ「そのぐらいにしてやれ、獅子黒」
獅子黒「御意」
二人で地面に降ろされる。
獅子黒?だれだよ…。
フブキ「収まったところで、改めて聞くけど、見えてるってどういう事…?」
ランセ「……こいつ…怨霊。俺のパートナー」
響ネ「どーも、
ランセ「…好きなものまで聞かれてねぇだろ…」
響ネ「そんな事どうでもいいんだよ〜♪いい雰囲気になってきたら、トヨがくっつけに行くってことだけ覚えててくれたら♪」
…皆驚いたような顔で俺とヨネの顔を交互にみている。
てか、ヨネとこんな喧嘩したの久しぶりだな…。
小間「人間型のパートナーを獅子黒君以外に初めて見た…」
メラ「それには俺様も驚きだぜ…」
ランセ「つまり、さっき俺を軽々と持ち上げやがったソイツも怨霊って訳か…?」
ジンペイ「ああ!!やっぱ、YSP基準なだけあるな!!」
そして、ヨネに向かって、全員が自己紹介をした。
宜しくとヨネが言うと、一言付け足した。
響ネ「そうそう!!トヨはね、このYSP軽音部で、MPCプレイヤーを演奏するの!だから、ユキノちゃん…だっけ?宜しくね!!」
ユキノ「え…?演奏できるの…?」
響ネ「もっちろん!!トヨを何だと思っているの?」
ランセ「怨霊だろ」
響ネ「そ、そのとおり…だけど違うの〜!!ランセは黙ってて!!」
ランセ「あいy…ウグッ!!……んんんん〜(これはひどいだろ〜)」
ヨネに口にバッテンガムテープを貼られる。
こいつ満足するまでやらせないと後々面倒だから、仕方なくそのままの状態でいることに。
でも…なんか視線感じるんだよな〜…。
ヨネが皆に色々お話している所と少し離れたところにいるメラにプイッと目をやった。
…タイミングが悪かったのか、顔を逸らされた。
いや、一瞬顔あったような気もするけどさ…。
ひどいなぁ…獅子黒って奴も消えたし、口は開かないしで…なにしよ…。
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