検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:10,260 hit

小喧嘩【愛乃】 ページ20

響ネ「およ…?……ごめん、やっぱ出直してくるね」

ランセ「おい、ちょい、まてぃ!!」



ばっと追いかけて、抱っこするように戻ってくる。
ジタバタするこいつは『(とよ)ネ』。
俺の怨霊。



響ネ「うぇー、離せぇぇぇ!!」

ランセ「誰が離すかぁぁぁ!!」

ユキノ「ちょ、二人共、喧嘩はやめて!!」



その時、誰か分からない大きな男の人が、俺達を引き離す。
両手にぶら下がる俺達は、降ろせ!とキーキーと叫んでいた。



メラ「そのぐらいにしてやれ、獅子黒」

獅子黒「御意」



二人で地面に降ろされる。
獅子黒?だれだよ…。



フブキ「収まったところで、改めて聞くけど、見えてるってどういう事…?」

ランセ「……こいつ…怨霊。俺のパートナー」

響ネ「どーも、(とよ)ネだよ!!好きなことは恋バナ!!宜しくね♪」

ランセ「…好きなものまで聞かれてねぇだろ…」

響ネ「そんな事どうでもいいんだよ〜♪いい雰囲気になってきたら、トヨがくっつけに行くってことだけ覚えててくれたら♪」



…皆驚いたような顔で俺とヨネの顔を交互にみている。
てか、ヨネとこんな喧嘩したの久しぶりだな…。



小間「人間型のパートナーを獅子黒君以外に初めて見た…」

メラ「それには俺様も驚きだぜ…」

ランセ「つまり、さっき俺を軽々と持ち上げやがったソイツも怨霊って訳か…?」

ジンペイ「ああ!!やっぱ、YSP基準なだけあるな!!」



そして、ヨネに向かって、全員が自己紹介をした。
宜しくとヨネが言うと、一言付け足した。



響ネ「そうそう!!トヨはね、このYSP軽音部で、MPCプレイヤーを演奏するの!だから、ユキノちゃん…だっけ?宜しくね!!」

ユキノ「え…?演奏できるの…?」

響ネ「もっちろん!!トヨを何だと思っているの?」

ランセ「怨霊だろ」

響ネ「そ、そのとおり…だけど違うの〜!!ランセは黙ってて!!」

ランセ「あいy…ウグッ!!……んんんん〜(これはひどいだろ〜)」



ヨネに口にバッテンガムテープを貼られる。
こいつ満足するまでやらせないと後々面倒だから、仕方なくそのままの状態でいることに。
でも…なんか視線感じるんだよな〜…。

ヨネが皆に色々お話している所と少し離れたところにいるメラにプイッと目をやった。
…タイミングが悪かったのか、顔を逸らされた。
いや、一瞬顔あったような気もするけどさ…。
ひどいなぁ…獅子黒って奴も消えたし、口は開かないしで…なにしよ…。

響ネと雑談!(稲森天利。)→←二人の嫉妬(稲森天利。)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:愛乃&稲森天利。 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年3月29日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。