転生したらペット♂になった (ページ13)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:56,362 hit

13 ページ13

家から出て30分程歩いた森で、武装した殺意高めのイケメンと遭遇しました。

最近いろいろ考えれるようになってきたけど、その成長も敢え無く美月くん終了のお知らせです。
なんかイライラしてるっぽいけど一か八かで話しかけるか？
下手したら八つ当たりでバッサリやられる。コミュ力の低さなめんなよ…。

｢こんにちは、おさむらいさん。だれかさがしてるんですか？｣

｢小僧はひとりか…。この様な場所に迷い込んだわけでは無さそうだな｣

｢かいものしにいくの。おさむらいさん、とってもつよそうだね。いいな｣

｢この近辺に村は無いはずだが…？小僧は弱そうだな。少し小突けば吹き飛びそうだ｣

｢みつきはよわいけど、あにうえはすっごくつよいんだよ｣

この人俺とどっこいどっこいのコミュ力低さだな。時々キャッチボールが帰って来ねぇぞ。
しかも、俺と話し始めてからお兄さんのイラつきも落ち着いてたのに、兄上が強いって言った瞬間空気がピリッとしたんですけど…。
俺の舌足らずに怒ったの？それとも自分より強い人が許せねぇ的な？とりあえずやべぇやつだ。美少年は愛でるものなんだぞ！

｢ねえ、なまえなんていうの？ぼくはみつきっていうの。きぶつじみつき、だよ｣

｢…継国巌勝だ。姓を持つ者が1人で出歩くとは…不用心すぎる。ましてや子供など…｣

｢みつきがかってにでてきたの。あにうえにおくりもの、したいから｣

｢……はあぁ、ついて行ってやる。次からは必ず共をつけろ｣

なんだよお兄さんめっちゃいい人じゃん〜〜！
外見で判断するのは良くないね！どデカいため息ついてたけどお疲れなのかな？美月くんが癒してあげよう！

手を握って大サービスで蕩ける様な笑顔を付ければお兄さんは一瞬惚けて、その後またため息を着きつつも俺にペースを合わせて買い物に付き合ってくれた。

俺は当然の如く金を持ってないから全部お兄さんの奢りだけどな！まじですまん！金のこと頭からすっかり抜けてたわ。