刀剣乱舞の世界に付喪神として転生した俺は (ページ21)

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夜伽ページ21

｢わかってるよ。どうせ俺がブラックなんて証拠は政府に見つけられる訳無いしな｣

｢審神者はこんな態度ですが戦績も申し分無いどころか審神者レベルトップのこの戦争に欠かせない存在。いなくなって困るのはそちらの方では？薮をつついて痛い目見るのは貴方達だと上に伝えてください。
今日のところはお引取りを｣

｢…まあ、今日は流石に自分も言い過ぎました。
アシンヌ様もミゲル様を連れてこない限りテコでも動かなそうですし｣

ｷﾞｯｸｩ！！！図星を突かれて一瞬固まった私を見逃さず監査官はニコニコと本丸を去っていった。
いや待って！？！？落ち着け。ミゲルは本霊が眠ってない限り付きっきりだからこんな所に来る暇は無いはず。いくら抜けた髪を全部拾って大事に保管してるとはいえ本霊に勝るものは無い…はず。たぶん。

地味に落ち込む私を他所に隣から盛大なため息が聞こえてくる。

｢アシンヌ〜〜仕事だよ。もう俺の精神は限界だ。って事で夜伽よろしく｣

｢夜伽は夜にやるものだと初日にも言いませんでしたか？
まあいいですけど。今日はどんな夜伽をご所望ですか？｣

｢んー、今日はアシンヌ頑張ってくれたし…｣

いっぱい可愛がってあげる、と言うなり審神者に後ろから抱きしめられ肩に頭を置かれる。

く、首がくすぐったい！髪の毛がチクチクする！！

文句を言ってやろうと何とか体をねじって後ろを向くと鼻先が触れる距離にめちゃくちゃイケメンの顔があった。

忘れてたけどこの審神者黙ってたら顔が良すぎる。今までの変な言動があったから普通に接することが出来たけど黙って見つめられると本当に顔がいい。

恋人みたいな体勢もあってかだんだんと妙な気分になってくる。
……最後にしたのいつだっけ、人肌ってこんなに心地よかったっけ…