不穏 ページ14
相手は審神者Lv240の上級者だが、こちらはLv300。
相手編成には部隊長に五虎退(極)
隊員が一期一振、白山吉光、鳴狐、小豆長光、日本号
ずば抜けて五虎退と鳴狐のレベルが高く、他メンバーのレベル上げが目的らしい編成だった。
まあうちの山姥切国広さんもフード被ってるけど実は極なんだよね！！だからこちらの勝利は最初から確定してるも同然だったし、結果は勝利Aだった。
相手さんは激おこだったものの表面には出さず一応何事も無く終わったかと思われた。
｢スピード特化が通じるのは中級までだよな｣
｢…今日はありがとうございましたぁ〜｣
｢レベル上げか？｣
｢はい。そちらの編成は？｣
｢アシンヌが演練見たいって言ったから慣れた奴連れてきただけだ｣
｢アシンヌとは…？｣
主様がちょくちょく挑発紛いな発言をするも相手さんの広い心？スルースキル？で事なきを得たが、突然話題が私になった。
ちなみに他の刀剣達は護衛(私)がいるからとさっさと茶屋へ向かっていった。この野郎覚えとけ。
｢アシンヌだ。此度の戦い大いに参考になった。その調子でこの審神者を抜かして見返してやれ｣
｢ありがとうございます。失礼ですがアシンヌ様は刀の付喪神ではないですよね？｣
｢アシンヌでいい。混濁している部分もあるが、私は十字架の付喪神と記憶している｣
｢おい、いいだろ。どうせもう会わねぇんだからさっさと帰るぞ｣
まるでそれ以上は言うな、とでも言いたげに主様が会話を遮ってくる。
そのまま手を取られ茶屋にいた刀剣達もいつの間にか後ろに並んでゲートをくぐろうとしている。
｢アシンヌ、かぁ…｣
くぐる直前に聞こえた審神者の呟きが、何故だか妙に耳に残った。
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作者名：アキナ | 作成日時：2018年10月22日 18時
