刀剣乱舞の世界に付喪神として転生した俺は (ページ1)

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俺はごく普通の高校生だった。
家がマイナーな宗教に入っていたがとても常識的な宗教で、生まれた頃から属していた俺はそんな礼儀正しい信徒に育てられたも同然なので必然とマナーやら何やら身に付いてくる。

成績は中の下だったし運動神経もそれほど良くないが常に悪友5人程でつるんでいた。
成績があまりよろしく無いのは嫌な先生の授業中はずっと悪友と遊んでいたからだ。
隣の席のやつが授業中いびきをかきながら寝ているため皆そちらに注目し、特に目はつけられなかった。

俺自身の見た目も悪くは無い。むしろ美形の類だった。

学校ではちょっぴり態度の悪い生徒だったが、それ以外の場所ではとってもお利口さんだった。

全て過去形だ。

俺は死んだ。
覚えているのは、通学の電車に乗っている時、なんだかいつもよりスピード出てないか？と思ったところまでだ。

気づけば俺は洋風の…貴族が住むようなまさに豪華絢爛な部屋にいた。

白を基調とし、赤と金色で装飾された…どこか女性らしい雰囲気がある。

何が起こっているのか全然分からない。

はしたなく見えない程度にあちこち物色したが、見つかったのは身の丈よりも大きい鉄？の十字架のみ。

なんとなく自分にとってすごく大事な物だと思い、少しだけ…と触った瞬間物凄い風が通り過ぎ、目を開けたらめちゃくちゃ変わっていた。俺が。