藤木遊作はしんどすぎなのでは。

しんどいよ遊作くん：7 ページ7

次の日の放課後だった。




私はここでしぬかもしれないと悟るような出来事が起きたのだ。






『…………あぁっ！！！』




友2「なに？便所？？」



『忘れ物したから先帰ってて…！』



友1「はいよー」




私はダッシュで教室に戻った。




もう誰もいないと思って勢いよく開けると………




一人誰か寝ていて、まだ帰っていない人がいた。




『はぅわぁっ…！！ゆ、ゆゆゆゆゆゆうさくくん……？？』



ゆうさくくんがおねんねしてるよ……？！


すやすや寝てるよ…



ここで私がおじさんだったら…




「ﾄﾞｩﾌﾌﾌｩwwwwwwいいのかい？こんなに無防備に寝ちゃって…おじさん何するかわかんないよｯﾌﾌｩｯﾌｩwwww 」



って絶対べたべた触ってるよ………




忘れ物をとって帰ろうとしたが、私は欲望に負けて思わず遊作くんの席に移動した。




『うひゃぁ……ほっぺた絶対ふにふにじゃん……しかも睫毛バサバサ……イケメン……寝顔もイケメンで可愛いとかどうなってんの……』



正直髪については触れたらいろんな意味で怪我しそうなので、触れないよ。




『…あぁぁ……さわりたい……』




せめてほっぺたふにふにか確認したい……




でもだめよ…！！！

クラスタとしてあるまじき行為よ…！！！





「んっ…？……っふぅ……」




葛藤していると遊作くんが起きてしまった。




しかも吐息がえっちぃっスよ…



遊作「んんっ…？お前は確か……ま…まに…？」



『ｱｯ豆生田(まにゅうだ)Aです…！！』




遊作「まにゅうだ…？」





寝惚けているのかちょっとどころじゃないくらい可愛い…。



遊作「…豆乳みたいだな……」



『え？？？？』



よく言われるけど何その返し……



可愛すぎかよぉ………！！！！




一人悶えていると遊作くんから爆弾発言が来た。



遊作「…紛らわしいからAでいいか？」



『ﾋｭｯ………』




息がﾋｭｯってなった…。



あの素敵な声でAって呼ばれてちゃったよ…！！なんなの！！！！


『逆にAでよろしくお願いｼﾏｽ……』



遊作「……そういえば俺Aと話したことないのに何でAは俺の名前知ってるんだ？」


『エ"ッ…？そ、それは……クラス一緒ですし…』



遊作「俺の名前を知っている根拠は3つだ。
1つ、同じクラスだから。

2つ、あの刺さるような視線がAからだったら辻褄があうということ。

3つ、草薙さんのとこの常連だから。」

しんどいよ遊作くん：8→←しんどいよ遊作くん：6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す