藤木遊作はしんどすぎなのでは。

しんどいよ遊作くん：16 ページ16

『ん……？ﾊｯ…！！今何時！？』




ｶﾞﾀｯと起き上がると17時34分だった。




『しかもあいつら帰りやがったな……』




遊作「A、起きたのか？」



『うぇぇっ！？遊作くん！！？』




遊作「？あぁ、そうだが。」




『そ、そっか……』







寝起きに遊作くんとか目にも心臓にも悪いよ……


……ありがとう友よ。


君たちが置いていってくれたおかげで二人きり……




…ん？




ふ、ふた…二人きり！！？


わわわ…意識し始めると遊作くんの顔が見づらい……




遊作「ぐっすり寝てたな。」




『いやー…午後の授業って眠くなっちゃうんだよね……』



遊作「あぁ…それはわかる。俺も眠くなるな。」




『あはは…そうだよね！』




そう言いながらも遊作くんのことは知ってるで……と思いつつ答えた。





『あれ？そういえば何で遊作くんは残ってたの？』





遊作「………何となく。アンタがいたから……」




唐突のアンタ呼びには心臓に弱い……


思わず『ｳﾞｯ……；；；；』ってなるところだった。



照れてんのかな？それとも……







ごめん何も思い付かなかった。





『ｿ､ｿｳﾃﾞｽｶ………でも、遊作くん女の子にそういう事はあまり言わない方が……！』



遊作「ん？何でだ？」






やっぱそう思うよね……




『え、えっと……遊作くんみたい格好いい人に言われたら、誰だって期待したり…きゅんきゅんする………からかな…？』




自分で言っていても、何を言ってるのかわかんなくなってきた。



意☆味☆不☆明









遊作「……じゃあ、アンタは期待したり…きゅんきゅん…したのか？」




『ｳﾞｯ……；；；；』




思わず腹を抱えて膝を床につく。



遊作くんがきゅんきゅんって言うの可愛すぎか…？

可愛すぎなの？



遊作「お、おい大丈夫か？」



『ﾀﾞｲｼﾞｮﾌﾞ…ﾀﾞｲｼﾞｮﾌﾞ……』








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