薬研｢第12話だぜ｣ ページ15
〜薬研目線〜
皆が寝ようとしている中俺っちは1人で庭の少し本丸から離れた所へ向かう
薬研｢よお、優愛｣
優愛｢おう、それで？お前もか？｣
薬研｢まぁな、弟達がうるさいんだよ｣(苦笑)
優愛｢何でそこまでして俺の欲しいものが知りたいんだ？｣
薬研｢さぁな､でも優愛は俺っち達に何か隠してるだろ？｣
優愛｢なんでそう思うんだ？｣
薬研｢優愛は気づいてないと思うけど、欲しいものを聞かれたら優愛は悲しそうにするんだぜ・・・・｣
優愛｢え？そうだったのか・・・｣
優愛｢大丈夫・・・何でもねぇから｣ｽｯ
優愛が本丸に戻ろうとしていた､だが俺っちは呼び止めただって
薬研｢本当に何でもねぇんだったら・・｣ｸﾞｲｯ
薬研｢なんでそんなに泣きそうなんだよ｣
優愛｢え？ち、違うぞ？これは・・・ただ目に・・・ゴミが・・・入っただけで・・・・｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優愛｢は？・・・・何で・・・・涙・・・なん・・・・か・・・っ！｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
薬研｢大丈夫だ・・・・心配することは何にもねぇから・・・｣
薬研｢だから・・・な？・・・欲しいもの、教えてくれねぇか？｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
優愛｢うっ・・・・・ぐすっ・・・ふっ・・・｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
やっぱり何かあったのか？
普通じゃこんなに泣かねぇだろ・・・・
〜数分後〜
優愛｢うん・・・もう大丈夫だ｣
薬研｢教えてくれるか？お前の欲しいもの｣
優愛｢俺は前にこの本丸の人達を見た気がするんだ・・・でも、その中に多分・・・・主はいなかった・・・｣
薬研｢・・・・・｣
優愛｢前にも何か・・・・他の場所で暮らしていたような気がするんだ・・・・｣
優愛｢でも・・・・思い出せねぇ・・・っ！｣
優愛｢今の暮らしが嫌だとは言わねぇけど・・・やっぱり・・・本当の事が知りてぇ・・・｣
優愛｢でも・・・姉ちゃん達が思い出すのは、ダメな気がするんだ・・・｣
薬研｢前の記憶・・・・それが優愛の欲しいものだな？｣
優愛｢まぁ、そうなるかな｣
薬研｢覚えてる事は無いのか？｣
優愛｢暮らしが現世に似ていたことぐれぇかな｣
薬研｢ふーん、じゃあこの事は二人の秘密な？｣
優愛｢言わねぇのか？｣
薬研｢まぁな、さぁ、もう遅いから本当に帰るぞ｣
優愛｢あぁ、分かった｣
そして俺っちは部屋に戻って眠った。
まぁ、弟達がうるさかったけどな(笑)
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作者名：アニメ好きゆめ少女 | 作成日時：2017年3月31日 23時
