…俺と、仲良くしませんか？【完】

Story＊８ ページ8

中国語の科目に関してこのクラスは、ミンハオが居るから、
２人先生が居るみたいな感じであり、ミンハオはイェナン先生の助手的な
感じでお手本を見せたりしている。

YN「皆〜你好(こんにちは)〜」

…噂をすればなんとやら。

ほんわかした雰囲気で入って来たイェナン先生は女子生徒に人気で
『プリンス』や『上海王子』と呼ばれている位、顔も綺麗に整っている。

今もイェナン先生が立つ教卓の傍には女子が集まっている。

授業のチャイムが鳴り始めると、名残惜しそうに女子達が
自分の席へ戻って行く。

YN「今日はね、簡単な会話をして貰いたいと思いま〜す！
僕とミンハオ君でお手本を見せるので同じようにやってみて下さ〜い」

ミンハオを名指しして、前で日常会話を中国語でやってくれた。
所々は分かるが、スラスラと会話するのであまり聞き取れない。

YN「…こんな感じでやってみて下さいね〜？」

ニコニコしながらそう言うけど、そんなスムーズに話せないんだよな。
席に戻ったミンハオと少し教えて貰いながら、一緒に会話をする。

こんな感じでずっとミンハオと話していたら、終わりのチャイムが鳴った。

日本語の科目を選んだ皆が帰って来てクラス全員が揃い、
ショートホームルームで担任の話を聞いて、号令をかけて
今日の全ての授業が終わった。

隣のクラスも終わったのか、スニョンとミンギュに呼ばれる。

HS「ジッフナ〜！！」
MG「早く行くよ〜！！」
WZ「はいはい…」
MH「あれ、珍しいね？ジフナが行くなんて…じゃあ、俺も久々に行こうかな」

２人に呼ばれて、俺がダンス部に顔を出すと勘付いたミンハオが
珍しそうに俺を見たと思ったら、ミンハオも久々に顔を出すと言った。

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