Story＊１７ ページ17
調べると、幸いな事にアルバイト募集中だったので申し込む事にした。
面接をする日付はまた後日知らされるそうだ。
…受かれば良いな。
ただただそう思っていた。
コーラを飲み終え、ドリンクバーにもう一度入れに行こうとしたら
帽子が落ちてしまった。
近くに居た女の店員が笑顔で拾ってくれたが俺の顔を見て、顔を赤く染めた。
あー…嫌な予感がする。
そう思ってすぐに帽子を貰って深く被り、ドリンクバーにそそくさと向かう。
コーラを淹れて、元の席に戻る。
そして、何も聞こえない様にイヤホンを付けてから勉強を再開する。
それでも、目線は痛い位に突き刺さる。
…段々、居心地が悪くなって来たのでそろそろ引き上げようか悩む。
A先輩が働いてる姿もまだ見たいのも事実だが、居心地が悪くなって
帰りたいのも事実。
…どちらを優先するか…。
居心地が悪いまま、勉強してもはかどらないし…長時間いたら、
営業の邪魔にもなるだろうから、帰る事にした。
お会計の時はA先輩がやってくれたので、帰る時は何とも言えない位の
幸福感に包まれた。
そう言えば、俺…これが初恋じゃね？
自分でそう思い、家の近くにある公園の前でピタッと止まった。
確かに、恋愛初心者だから初恋だと思われるかもしれないが、自覚すると
なんだか、胸の辺りがむずむずする。
自分の頬が緩んでいくと同時に顔が熱くなるのを感じた。
WZ「っ…初恋、か…」
言葉にして、呟くように溢すと余計に顔が熱く感じた。
右手の甲で口元を覆い隠して、ふと公園の花壇に目を向けた。
１つの花壇には『ペンステモン』という花達が埋められていて、
もう１つの花壇には『ハルシャギク』という花達が埋められていた。
風に揺らされて、踊っているみたいだ。
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リノ - すごく良かったです！！私コメント書きながらスマホでウジくん見てました！！これからも頑張ってください！！ (2020年9月14日 0時) (
レス) id: 8c747dd579 (このIDを非表示/違反報告)
うすす(プロフ) - 完結おめでとうございます！遅刻してすみません。終わり方が最高です。凄くきゅんきゅんしました。私も見習いたい限りです。素敵な作品ありがとうございました！ (2020年8月30日 18時) (レス) id: b192477b3c (このIDを非表示/違反報告)
幸x翡翠-共同垢-(プロフ) - うすすさん» コメント遅くなってごめんなさい！！本当ですか！？ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2020年8月16日 17時) (レス) id: 017d14f16c (このIDを非表示/違反報告)
うすす(プロフ) - もうとにかくイジフン可愛いです。すごく面白くてきゅんきゅんさせてもらってます。更新楽しみに待ってます~！ (2020年8月15日 12時) (レス) id: b192477b3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸x翡翠-共同垢- | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/itkt06081/
作成日時：2020年7月26日 19時
