[Fate]平行世界の姫 (ページ7)

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非道な魔術師と英霊4 ページ7

そして青年＿＿ランサーは私にこの世界の聖杯戦争を教えてくれた
　
　
　
「理解できたか？」
　
　
　
『なんとか…』
　
　
　
7人のマスターとサーヴァントの殺し合いか…
　
　
　
少し違うところもあるけど大体は同じね
　
　
　
「とりあえずこの世界の聖杯を説明したが今回の聖杯戦争はそれとは違う」
　
　
　
『え、そうなの？』
　
　
　
「ああ、今回は聖杯戦争ではなく聖杯大戦だ。通常の倍の14騎、赤の陣と黒の陣で別れて戦う。因みにオレは赤の陣だ」
　
　
　
『片方の陣営を倒したらその後はどうするの？』
　
　
　
「その場合は残った陣営のサーヴァント同士が戦う」
　
　
　
『なるほど…』
　
　
　
最初の方はチーム戦なのか
　
　
　
でも少しの間でも仲間がいるのはありがたい
　
　
　
「では姫君よ。オレのマスターになってくれるか？」
　
　
　
『…いいよ。貴方は私を助けてくれた、恩もあるし信用できる』
　
　
　
そう伝えればランサーは頷き私に手を差し出した
　
　
　
「姫君、最後に聞かせてくれ。聖杯大戦に参加するのだから願いがあるのだろう？それはなんだ」
　
　
　
私の願い…か
　
　
　
『私の願いは＿＿＿＿』
　
　
　
それを聞いたランサーは僅かに目を見開いたがすぐに微笑んだ
　
　
　
「なるほどそれが貴公の願いか。少しばかり複雑な気分になるがそれはそれでいいだろう」
　
　
　
『よろしくね、ランサー』
　
　
　
私はランサーの手に私の手をのせる
　
　
　
「承った。俺の真名はカルナ。よろしく頼むぞマスター」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　おまけ
　
　
　
『そう言えば此処ってどこなの？冬木ではないみたいだけど』
　
　
　
「なんだ知らないのかマスター。此処はルーマニアだ」
　
　
　
『ルーマニア！？』
　
　
　
「ああ、今回の聖杯大戦はトゥリファスのルーマニアでやるらしい」
　
　
　
『ルーマニア語ちゃんと喋れるかな…』
　
　
　
「大丈夫だ不安なら俺が教える」
　
　
　
『えっ…』
　
　
　
「？」

教えてくれるって…意外すぎる