103話 ページ8
あなたside
いつもの様に機能回復訓練をやる為訓練場に皆で向かっている中、今日から始める善逸はプルプルと震え怯えていた
「(こわい…こわい…)」
確かに訓練後の私達の様子を見ているので気持ちはわからない訳ではないけど…
「善逸さんは今日から訓練参加ですのでご説明させていただきますね」
アオイちゃんはキリッとした顔で説明を始める
「まずはあちら、寝たきりで硬くなった体をあの子達がほぐします」
なほちゃん達三人から沢山の湯飲みの前に座るカナヲへ視線を向ける
「それから反射訓練、湯飲みの中には薬湯が入っています。お互いに薬湯を掛け合うのですが湯飲みを持ち上げる前に相手から湯飲みを押さえられた場合は湯飲みを動かせません」
「最後は全身訓練です。端的に言えば鬼ごっこですね。私、アオイとあちらのカナヲがお相手です」
「……」
『善逸わかった…?』
「すみませんちょっといいですか?」
「?何かわからないことでも?」
「いやちょっと、来い二人とも。ああ…Aちゃんは大丈夫だよ。ここにいて」
「?」
『…?』
「行かねーよ」
「いいから来いって言ってんだろうがアアア!!」
ギョッ
ビックリした。善逸いつも大声出してるけど今までで一番声が大きかった…
「来いコラァ!!クソ共が!!ゴミ共が!!」
ズルズルと炭治郎と伊之助を引きずって外に出ていった三人を見てその場に残された私達はお互いの顔を見合う
「どうしたんだろう?」
「さあ?」
「〜〜!!」
『あれ…でも声が聞こえる』
善逸声が大きいからここまで聞こえてくるんだ
「本当ですね」
「一体なんの話を「女の子に触れるんだぞ!?体揉んでもらえて!!湯飲みで遊んでる時は手を!!鬼ごっこの時は体触れるだろうがアア!!」……。」
「女の子一人につきお っぱい二つお尻二つ太もも二つついてんだよ!!すれ違えばいい匂いがするし、Aちゃんだったら女の子同士だから女の子達の戯れてる所を拝めることが出来るんだぞオオ!!」
善逸……
『ごめんね…善逸が』
「い、いえ(汗」
せめてもう少し声を抑えて欲しかったな
皆が引いてるよ
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時