144話それぞれの思い ページ49
翌日、私達は提示連絡の為に指定された場所に集まっていた
「こういう奴がいるんだって！こういうのが！！」
グワッと手を広げ昨日の気配の事を熱心に炭治郎に伝える伊之助を横目に私は空を眺めていた
「いや…うん。それはあの…ちょっと待ってくれ」
「こうか！？これならわかるか！？」
「そろそろ宇髄さんと善逸が定期連絡に来ると思うから…」
「こうなんだよ！俺にはわかってんだよ！A！お前からも言ってやれ！」
『…伊之助、あまり炭治郎を困らせないで。鬼のような気配があったのは確かだけど、姿を見てないんだから表現のしようがないよ』
「えっそうなのか？」
「いいや、俺にはわかるね！絶対にこんな奴だ！」
「う、うん、うん…」
善逸遅いな…早く来ないかな
「善逸は来ない」
「「『！！』」」
いつの間にか近くに座っていた宇髄に私達は驚く
「(コイツ…やる奴だぜ。音がしねぇ…風が揺らぎすらしなかった)」
「善逸が来ないってどういうことですか？」
「お前達には悪いことをしたと思ってる。俺は嫁を助けたいが為にいくつもの判断を間違えた。善逸は今行方知れずだ。昨夜から連絡が途絶えてる」
『それって…』
鬼にバレて捕まった？
「お前らはもう花街から出ろ。階級が低すぎる。此処にいる鬼が”上弦”だった場合退社できない。消息を絶った者は死んだと見なす。後は俺一人で動く」
「いいえ宇髄さん俺たちは…！！」
「恥じるな。生きてる奴が勝ちなんだ。機会を見誤るんじゃない」
「待てよオッサン！！」
私達の話を聞かずに姿を消した宇髄に私達は沈黙する
私達じゃ足手まといか
柱よりも大分階級が下だからしょうがないけど善逸をそのまま見捨てるなんてことできないよ…
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください！！ (2019年10月5日 20時) (
レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき姫2 | 作成日時：2019年9月24日 16時
