142話 ページ47
「姉さんに続いてあなたも遊郭に売られてきたの?」
「は…はい。姉とはずっと手紙のやりとりをしていましたが足抜けするような人ではないばすで…」
「そうだったの…」
ふぅ…なんとか納得してもらったみたいだ
警戒も解いてくれたみたいだしよかった
「確かに私も須磨ちゃんが足抜けするとは思えなかった。しっかりした子だったもの。男の人にのぼせている素振りもなかったのに…」
「だけど日記が見つかっていて…それには足抜けするって書いてあったそうなの。捕まったという話も聞かないから逃げきれていればいいんだけど…」
足抜け…
これは鬼にとってはかなり都合がいい。人がいなくなっても遊郭から逃亡したのだと思われるだけ
日記は恐らく偽装だ。どうか無事でいてほしい…必ず助け出すから須磨さん…!!
あなたside
女将さん達におめかしかされ綺麗な着物と化粧をした私達はなんとか抜け出しまきをさんの情報を探っていた
「まきをさん大丈夫かしらね。部屋に閉じ籠って出てこないけど…具合が悪いって言ったきり病院にも行かないしそろそろ女将さんに引きずり出されちゃうわよ」
「私今ご飯持って行ってあげたのよ。とりあえず部屋の前に置いてきたけどさ」
「おい!今アイツらまきをって言ったぞ!」
『うん、宇髄の奥さんの名前…』
具合が悪いってのもなんか嘘くさいな
何かあったのかな?
『とりあえずそのまきをさんの部屋に行ってみよう』
「ああ!」
まきをさんにご飯を運んだ人が歩いてきた方向へと歩いていく
「……(暑い!脱ぎたいぜ脱ぎたいぜ!こんなモン着てたら感覚が鈍って仕方ねぇ!)」
伊之助なんかイライラしてる
やっぱり着物だから動きづらいのかな?しかも宇髄に声出すの禁止されてるし…
”お前は声が太いから絶対に喋るなよ。裏声も下っ手クソだからすぐ男だってバレるぞマジで。Aと一緒にしてやるから精々助けてもらうんだな”
宇髄も言い方が悪いと思うけど…
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時