140話お嫁さんを探せ ページ45
荻本屋に連れられた私達は店についた瞬間女将さんに顔をゴシゴシと拭かれ化粧を落とされた
「どうよこれ!!」
「きゃーーっすごい!」
化粧が落ちると私達の不細工な顔から元の素顔に戻り二人は顔を輝かせる
「変な風に顔を塗ったくられていたけど落としたらこうよ!!すごい得したわ!こんな美形の子達を安く買えて!!」
「『?』」
伊之助はともかく私も美形なの…?
確かに不細工は嫌だけど
「仕込むわよォ仕込むわよォ!京極屋の”蕨姫”やときと屋の”鯉夏”よりも売れっ子にするわよォ!」
「でも猪子…だっけ?この子なんか妙にガッチリしてない?」
「ふっくらと肉づきが良い子の方がいいでしょ?」
「ふっくらっていうかガッチリしてるんどけど…」
『あの…猪子はある事情で体鍛えてたから…』
「そうなの!?でもまあいいわ!あなた達にはじゃんじゃん稼いで貰うから覚悟しなさい」
そうして私達はおめかしをする為に女将さんとお姉さんに引っ張られて行くのであった
炭治郎side
「炭子ちゃんちょっとあれ運んでくれる?人手が足りてないみたいで…」
「わかりました!鯉夏花魁の部屋ですね。すぐに運びます」
ときと屋に潜入して一日経つがなにも情報がない
Aの方は大丈夫だろうか?
「炭子ちゃんよく働くねぇ」
「白粉をとったら額に傷があったもんだから昨日は女将さんが烈火の如く怒っていたけど…」
「はい!働かせてもらえてよかったです!」
ほんと、昨日の女将さんは怖かった…
髪を抜けそうなぐらい強く引っ張られて旦那さんが止めてくれなかったら俺の髪は今頃無くなってただろうから
やっぱり女の人は怒ると怖いな
昨日の事を思い出しながら黙々と積み重なった荷物を持ち上げ鯉夏さんの部屋に運ぶ
「なんか…力…強くない?」
「強っ」
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時