138話 ページ43
「俺の嫁は三人共優秀な女忍者くの一だ。花街は鬼が潜む絶好な場所だと俺は思ってたが俺が客として潜入した時鬼の尻尾は掴めなかった」
「すでに怪しい店は三つに絞っているからお前らはそこで俺の嫁を探して情報を得る。”ときと屋”の「須磨」”荻本屋”の「まきを」”京極屋”の「雛鶴」だ」
「嫁もう死んでんじゃねぇの?」
耳をほじりながら失礼な事を言う伊之助に二度目の怒りの拳が繰り出される
「『……(汗』」
今のは伊之助が悪い
『駄目だよ伊之助…思ってても声に出しちゃ(ヒソヒソ』
「聞こえてんぞ(怒」
ドカッ
『痛い…(涙』
「今のはAが悪いと思うぞ(汗」
「失礼します。ご入用の物をお持ち致しました」
「どうも」
まあ、善逸や伊之助みたいにならないでよかった
吉原 遊郭__男と女の見栄と欲、愛憎渦巻く夜の街
遊郭・花街はその名の通りひとつの区画で街を形成している
ここに暮らす遊女たちは貧しさや借金などで売られて来た者が殆どでたくさんの苦労を背負っているがその代わり衣食住は確保され遊女として出世できれば裕福な家に身請けされることもあった
中でも遊女の最高位である”花魁”は別格であり美貌・教養・芸事全てを身につけている特別な女性
位の高い花魁には簡単に会うことすらできないので逢瀬を果たすため男たちは競うように足繁く花街に通うのである
遊郭に潜入する為私達は変装することになったのだがまず男の格好では駄目だと炭治郎達は女装をすることになった
それから私達は宇髄にとにかく派手派手な化粧をされてから三人の嫁がいる店に連れ出された
「いやぁこりぁまた…不細工な子達だね…」
『不細工…(ショック』
宇髄の化粧は確かに派手だった…
だが、綺麗に見せる化粧が不細工に見せる化粧に変わってしまったのだ
伊之助の美人顔まで見るも無残な顔になってしまった
とりあえず名前は猪子・炭子・善子に変わり私は変わらずAにのまま
「ちょっとうちでは…先日も新しい子が入ったばかりだし悪いけど…」
「…まあ一人くらいならいいけど(ポッ」
「じゃあ一人頼むわ。悪ィな奥さん」
髪を下ろし化粧を落とした宇髄の素顔に奥さんは顔を赤く染める
「じゃあ真ん中の子を貰おうかね。素直そうだし」
「一生懸命働きます!」
炭子就職決定
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時