132話 ページ37
「どんなに惨めでも恥ずかしくても生きてかなきゃならねぇんだぞ!!」
『伊之助も泣いてるじゃんっ』
「お前もいい加減泣き止め!!それに俺は泣いてねぇ!」
「いやどう見ても泣いてるだろ。被り物からあふれるくらい涙出てるし」
「泣いてねぇって言ってるだろ!!」
ゴッツン
「わーーっ!!」
善逸に頭突きした伊之助はそのまま暴れだし気絶した善逸をボコボコ殴り出す
『……』
ぎゅっ
A…?
まだ涙を流しているAは俺の背中に抱きつき顔を背中に埋める
『炭治郎…』
「なんだ…?」
『絶対…絶対に強くなろうね…あいつにも負けないぐらいに強く』
「ああっ!」
今よりももっともっと強くなって煉獄さんの仇をとる!
善逸side
炭治郎でも落ち込んだりだめかもしれないって思っちゃうことあるんだな
そりゃそうだよな。煉獄さんみたいな鍛え抜かれた音がする人でさえ死んじゃったかな。悲しいし取り乱すよな
Aちゃんも隠が来ても泣き止まなくて普段見せない一面が見えた気がする。Aちゃんいつも感情はあまり見せないけど優しいからすごく悲しかったんだろう
伊之助も伊之助でギャン泣きだったし、いっぱい悔しかったんだろうな人間なんだからそんなパッパと頭切り替えらんないよね
煉獄さんもきっとそういう人だったはず、そういう音の人だった。ちょっと風変わりだったけど強くて優しい音だった
「炭治郎!Aちゃん!まんじゅう(無断で)もらってきたから食おうぜ!」
「炭治郎さんがいませぇん!!」
ゴッ
二人がいる病室に顔を出した瞬間、顔面にきよちゃんの頭がぶつかった
「あーーっ!!善逸さんごめんなさぁい!!(泣」
女の子につけられた傷なんか痛くないよ!へっちゃらさ!(ぐるぐる
「いや全然大丈夫、どうしたの?」
「焦点が大丈夫じゃないですぅ!ほんとにごめんなさい!炭治郎さんどこにもいなくって!」
「ハハハッ大丈夫大丈夫」
「炭治郎さんが傷が治ってないのに鍛練なさっててしのぶさまもピキピキなさってて…!安静にって言われてるのに!」
「腹の傷かなり深かったんだよね?それでどっか行っちゃったのアイツ!? 」
なに考えてんだよ炭治郎の奴!しかも女の子泣かせるなんて!!
『どうしたの?』
どこかに行っていたのか部屋にいなかったAちゃんが病室の前で騒ぐ俺達に首を傾げていた
「あっAちゃん!炭治郎のやつどこ行ったか知ってる!?」
『……炭治郎は煉獄さんの家に行ってる』
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時