129話 ページ34
「死ぬ…死んでしまうぞ杏寿郎!!鬼になれ!!鬼になると言え!!お前は選ばれし強き者なのだ!」
”杏寿郎”
”はい母上”
”よく考えるのです。母が今から聞くことをなぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか?”
”………うっ…わかりません!”
”弱き者を助ける為です。生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者はその力を世のため人のために遣わねばなりません。天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません”
”弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように”
”はい!!”
ぎゅっ
”私はもう長く生きられません。強く優しい子の母になれて幸せでした。あとは頼みます”
ギンッ
ドッ
腹を貫かれているのに煉獄さんは動いた
そして猗窩座の頸に刀を入れる
「かっ…!!」
「(母上、俺の方こそ貴女のような人に生んでもらえて光栄だった)」
「オオオオオオオオオ!!!」
ミシミシと音を立てながら刀が頸に食い込んでいく
まずいと思ったのか猗窩座が生えた左手で煉獄さんに殴りかかるがそれを煉獄さんは掴む
「(止めた!?信じられない力だ!!急所に俺の右腕が貫通しているんだぞ!?)」
『っ!太陽が昇る!!』
「!!」
猗窩座も夜明けが近いのに気づき逃げようと腹を貫いた腕を抜こうとするも煉獄さんがそれを全力で防ぐ
「(逃がさない!!)」
その姿を見て俺は木の下にある刀を拾い駆け出す
斬らなければ!!鬼の頸を…早く!!
「オォオオオオオ!!」
何としてでも逃げようとする猗窩座が叫ぶ
「(絶対に放さん!お前の頸を斬り落とすまでは!!)」
「オオオオオオ!!!」
「ああああああああああ!!!」
「退けぇぇぇぇ!!」
「あああああ!!!」
ギッ_
「A!伊之助動けーーっ!!煉獄さんのために動けーーっ!!!」
「『!!』」
『伊之助!』
「ああ!」
Aと伊之助が同時に駆け出し技を出す
『月の呼吸・壱ノ型 月光・燕返し__』
「獣の呼吸・壱ノ牙 穿ち抜き__」
「っ!!」
190人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時