99話 ページ4
「五回!?五回飲むの!?一日に!?三ヶ月間飲み続けるのこの薬!?これ飲んだら飯食えないよ!すげぇ苦いんだけど辛いんだけど!ていうか薬飲むだけで俺の腕と足治るわけ!?ほんと!?」
屋敷の中に案内されると何処からか“いやあああッ“と聞きなれた声が響いてくる
「静かにしてください(汗」
「もっと説明して誰か!一回でも飲み損ねたらどうなるの!?ねえ!!」
「まだ騒いでるあの人…」
病室に入るとそこには女の子に喚いている善逸の姿があった
「静かになさってください!!説明は何度もしましたでしょう!?いい加減にしないと縛りますからね!」
女の子が騒ぐ善逸を叱りつけるとガクガクと震える善逸に溜め息をつき少女を連れて病室から出ていった
「善逸!」
「ギャーーッ」
「大丈夫か!?怪我したのか!?山に来てくれたんだな…!!」
『無事で良かった…』
「た、炭治郎…それにッ…うわああああッAちゃあぁん!!」
善逸は私達を見つけるや否や涙と鼻水を出しながら抱きついてきた
でも善逸…それは私と炭治郎じゃなくて私達を背負っている隠だよ…
「うわあああああ!二人とも聞いてくれよーーっくさい蜘蛛に刺されるし毒ですごい痛かったんだよーーっ!さっきからあの女の子にガミガミ怒られるし最悪だよーっ」
最後のは自業自得なんじゃ…?
『伊之助は?』
「そうだ!村田さんも見なかったか?」
「村田って人は知らんけど伊之助なら隣にいるよ」
えっ
『隣って誰も…』
「……。」
いた…善逸の隣のベットに
「いた!思いっきりいた!!気づかなかった!」
いつもは騒がしいから…それにしても伊之助…
『凄く静か…』
「伊之助!!無事で良かった…!ごめんな助けに行けなくて…!!」
「…気ニシナイデ」
『伊之助…声が!』
いつもより凄く低いしガラガラ
「ああ、それね。なんか喉が潰れてるらしいよ」
「えーーっ!?」
『大丈夫なの…?』
どうやら伊之助は鬼に喉を潰された後、自分で大声を出したのが原因で喉が悪化してしまったそう
「落ち込んでんのかすごく丸くなっててめちゃくちゃ面白いんだよな。ウィッヒヒッ」
『善逸、変な笑い方…』
「というか気持ち悪い笑い方だな」
「Σなぬ!?」
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時