116話 ページ21
「よし!投げて決めよう!」
「何を?」
「カナヲがこれから自分の心の声を良く聞くこと!」
ピィン
炭治郎が力一杯弾いた硬貨は屋根よりも高く飛んだ
「わーっやっちゃった!」
『飛ばしすぎ…』
キャッチするのが大変だろう
「表!!表にしよう!表が出たらカナヲは心のままに生きる!」
私達は落ちてくる硬貨をじっと見つめる
「わっあれっ!?どこ行った!?」
ほらやっぱり…
そしてなんとか硬貨をキャッチ出来た炭治郎は硬貨を手で押さえたまま近寄ってくる
『どっちだろうね』
「……(どっちだろう、落ちた瞬間が背中で見えなかった)」
ドキドキしながら硬貨の面を見るとそこには表が書かれていた
「表だーーっ!!!」
『よかったね炭治郎』
「ああ!カナヲ頑張れ!!人は心が原動力だから心はどこまでも強くなれる!!」
「……」
ポカンとしてるカナヲを余所に私は腰を上げる
『そろそろ行こう』
「そうだな。カナヲまたいつか!」
歩きだそうとすると「待って!」とカナヲに呼び止められる
カナヲから声をかけられるのは初めて…
「なっ何で表を出せたの?(投げる手元は見てた。小細工はしてなかったはず……)」
「偶然だよ!それに裏が出ても表が出るまで何度でも投げ続けようと思ってたから」
『炭治郎、それはズルだよ』
「えへへ、じゃあ元気でね〜」
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時