98話蝶屋敷 ページ3
隠に連れられたどり着いたのは蝶屋敷という胡蝶しのぶの持つ屋敷だった
「ごめんくださいませーごめんくださいませーごめ…全然誰も出て来ねぇわ」
「勝手に上がるのもなぁ…」
「庭の方に回ってみるか?」
何度呼んでも誰も出て来ないので庭に誰かいないかとてくてく歩いていく
「お前ら自分で歩けよな」
「すみません本当にもう身体中が痛くて…」
『鎮痛薬が切れ始めたのかも…大丈夫?』
「なんとか…」
「そう言うお前は平気なのかよ」
『全然』
「マジか…平気そうな顔してるのに」
さっきから身体中が痛い…骨も折れてるし最悪な気分と言ってもいいかもしれない
とりあえず私を背負っている隠の背中に顔をのせる
あー…楽だ
「あっいる!人いる」
「あれはえーっとそうだ!継子の方だ」
「お名前は…」
「ツグコ?ツグコって何です…か…」
『ん…?』
あの子…私達を追いかけてた子だ
「栗花落カナヲ様だ 」
カナヲ…珍しい名前
隠から聞くに継子は柱が育てる隊士のことらしい
「胡蝶様の申し付けにより参りました。お屋敷に上がってもよろしいですか?」
「(ニコニコ」
「よろし…い?」
「(ニコニコ」
「よろしいですかね…?あの…」
『駄目なんじゃないの…?』
「お前はちょっと黙ってろ!!(バシッ」
「ちょっと!Aを叩かないで下さい!」
「どなたですか!!」
ビクッ
ビックリした…後ろを向けば私達より少し年下の女の子が怒ったように此方を見ていた
「いえっあのっ(もごもご」
「胡蝶様に…(わさわさ」
「隠の方ですか?…怪我人ですね。こちらへどうぞ」
そう言ってスタスタと歩いていく彼女を急いで追いかけた
あの子重そうな物持ってるのに速いな…
そう言えばあの子は…と、ちらっと後ろを見るとカナヲは蝶に囲まれながらニコニコと私達を見ていた
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時