108話 ページ13
…って今はそんな懐かしい事を思い出してる場合じゃない!
集中集中!
“もしもし“
呼吸に集中!
“もしもし“
「もしもし」
「ハイッ!?」
「頑張っていますね。お友達二人はどこかへ行ってしまったのに」
し、しのぶさん!?しかも近い///
いつからいたのだろうと思っているとしのぶさんは寂しくないですか?と言いながらちょこんと寝てるAの隣に座った
「いえ!できるようになったらやり方を教えてあげられるので!」
「…君は心が綺麗ですね。おや?Aさんは寝ているのですか?」
「はい!今日はいつも以上に特訓を頑張ってたので疲れちゃったんだと思います」
「そうなんですね。ちゃんと寝ながら全集中の呼吸も出来ているようで良かったです」
「……」
「……」
き、気まずい
何か話を…
「……あのどうして俺たちをここへ連れて来てくれたんですか?」
「禰豆子さんの存在は公認となりましたし君たちは怪我も酷かったですしね。それから…君たちには私の夢を託そうと思って」
「夢?」
俺とAに?
「そう。鬼と仲良くする夢です。きっと君たちならできますから」
「(クン」
笑顔でそう話すしのぶさんから漂うこの匂い
「怒ってますか?」
それを聞いてしのぶさんは目を見開いた
「なんだかいつも怒ってる匂いがしていてずっと笑顔だけど…」
怒りの感情をひた隠しにしている感じがする…
さっきから無言のしのぶさんにやっぱり言っちゃ駄目だったかなオロオロしているとしのぶさんの口を開いた
「そう…そうですね私はいつも怒っているかもしれない。鬼に最愛の姉を惨殺された時から鬼に大切な人を奪われた人々の涙を見る度に絶望の叫びを聞く度に私の中には怒りが蓄積され続け膨らんでいく」
「体の一番深い所にどうしようもない嫌悪感がある。他の柱たちもきっと似たようなものです。まあ今回彼らも人を喰ったことがない禰豆子さんを直接見て覚えたでしょうしお館様の意向もあり誰も手出しすることはないと思いますが」
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mia - 最高です!!こういう夢主大好きです!投稿頑張ってください!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 79cfb5229b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年9月25日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年9月24日 16時