55話 ページ8
あなたside
ずっと泣きわめいていた彼の名前は我妻善逸と言うらしい
「俺は竈門炭治郎だ!そしてこっちは…」
「ん?もう一人いたのか?」
「妹の竈門Aだ」
『…よろしく』
善逸は炭治郎が指差す私を見るとプルプルと震えだした
どうしたんだろう
「あ、あ、ああ…」
あ…?
「あああの時の女神みたいな美人さんだぁッ!!」
「女神…?」
「えっ、お前の妹だったの?!確かに最終選別も一緒にいたけどさぁ!?なに?こんな美人と一緒に毎日きゃははうふふと旅してんの!?羨ましいなこの野郎!?」
「何を言ってるかよくわからないけど、とりあえずAに好意を持っているのはわかった!」
バシッ
「イタッ…なんで叩くのお兄さん!?」
「お兄さんと呼ぶな!」
『二人とも落ち着いて…』
なんだか熱が入り始めたからこれ以上酷くしないために声をかける
それから善逸の話を聞くとどうやら彼は女に騙されて借金を背負わされたらしい。そんな時善逸の借金を肩代わりしてくれたのが育手のおじいさんだったみたいだ
「あ“ー!怖いよーっ!助けて!Aちゃん助けてぐれ“!!(涙」
「こら!Aに抱きつくな!」
まったく困ったもんだ
落ち着きを取り戻した善逸と共に私達は任務へ向かっていった
善逸は何故か私から離れなく炭治郎の目がギラギラと光っている。しないとは思うけど絶対に変なことはしない方がいい
「善逸の気持ちもわかるが雀を困らせたらダメだ」
「えっ困ってた雀?なんでわかるんだ?」
「いや善逸がずっとそんなふうで仕事に行きたがらないし女の子にすぐちょっかい出す上にイビキがうるさくて困ってるって…言ってるぞ」
「チュン!」
「言ってんの!?鳥の言葉がわかるのかよ!?」
「うん」
「嘘だろ!?俺を騙そうとしてるだろ!?なあ!Aちゃんそうだよね?そうだと言って!?」
『本当…』
「マジで!?なんでわかるんだよ!?」
「カァァ!駆ケ足!駆ケ足!炭治郎、A、善逸走レ!共ニ向カエ、次ノ場所マデ!!」
「ぎゃーーー!!カラスが喋ってる!」
どてーん
地面に転がる善逸を見て私達は思う
『…善逸は騒がしいね』
「ああ…」
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るるら - とても面白いです! でも月の呼吸は上弦の壱が使用していたような…? (2020年3月31日 8時) (レス) id: 6dcd13d9c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - ジュラさん» 本当ですね!教えてくれてありがとうございます! (2019年9月20日 18時) (レス) id: 232f9af604 (このIDを非表示/違反報告)
ジュラ(プロフ) - いつも小説を楽しみに見ています!!とても面白い作品で、続きが気になって仕方ありません!!そして早速なのですが誤字を見つけました。煉獄杏寿郎の「ごく」の字が違います。「国」ではなく「獄」です。 (2019年9月20日 18時) (レス) id: 7c545174f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年8月31日 17時