93話お館様 ページ46
傷の男に得意の頭突きして俺達は地面に倒れ込んだ
だけど呑気にしてる暇はない。直ぐに起き上がりAの服の袖と箱の紐を掴んで後ろに庇った
「(冨岡が横から口を挟んだとはいえ不死川に一撃を入れた…)」
「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら柱なんてやめてしまえ!!」
「てめェェ…ぶっ殺してやる!!」
傷の男が俺に掴みかかろうとした時
「お館様のお成りです!!」
女の子の声が屋敷に響いた
「よく来たね。私の可愛い剣士たち」
「!?」
そう言って現れたのは最終試験の時にいた白髪の女の子とよく似た二人に手を引かれながら歩く額から目にかけて痣のような痕がある黒髪の男の人…
「お早う皆、今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな?顔ぶれが変わらずに半年に一度の柱合会議を迎えられたこと嬉しく思うよ」
傷…いや病気か?
この人がお館様?
呆然とお館様と思わしき人を見つめていると傷の男に勢いよく頭を掴まれ地面に叩きつけられた
速い!!全く反応できなかった
『痛い…』
どうやらAもこの人に同じ目にあっているようだ。そしてその時にその場の全員が膝をつき頭を下げていることに気づいた
「お館様におかれましても御壮健で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます」
「ありがとう実弥」
『(この人誰だろう…?全く別人になっちゃった)』
「畏れながら柱合会議の前にこの竈門炭治郎、竈門Aなる二人の鬼を連れた隊士についてご説明いただきたく存じますがよろしいでしょうか」
知性も理性も全く無さそうだったのにすごいきちんと喋り出したぞ
Aも“さっきの人どこ行ったんだろう…?“って完全に別人だと思ってるぞ。すごく顔に出てる
「そうだね…驚かせてしまって悪かった。炭治郎とAそして禰豆子のことは私が容認していた。そして皆にも認めてほしいと思っている」
「!!」
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るるら - とても面白いです! でも月の呼吸は上弦の壱が使用していたような…? (2020年3月31日 8時) (レス) id: 6dcd13d9c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - ジュラさん» 本当ですね!教えてくれてありがとうございます! (2019年9月20日 18時) (レス) id: 232f9af604 (このIDを非表示/違反報告)
ジュラ(プロフ) - いつも小説を楽しみに見ています!!とても面白い作品で、続きが気になって仕方ありません!!そして早速なのですが誤字を見つけました。煉獄杏寿郎の「ごく」の字が違います。「国」ではなく「獄」です。 (2019年9月20日 18時) (レス) id: 7c545174f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年8月31日 17時