77話 ページ30
「僕たち家族の静かな暮らしを邪魔するな。お前らなんてすぐに母さんが殺すから」
母さん…？それに家族って…家族でこの山に住み着いているの？鬼は群れないんじゃ…
「オラァ！！」
伊之助が操られている隊員を踏み台にして少年に刀を振るうが刃は少年には届かなかった
「くっそォ！！どこ行きやがるテメェ！勝負しろ勝負！！」
『伊之助！着地！着地！』
「っ！」
シュタッ
よかった…あのままじゃ背中から落ちてたよ
「たくっ！アイツ何のために出てきたんだ？あ“ぁ！？」
「あの子は恐らく操り糸の鬼じゃないんだ。だからまず先に…」
「あーあーあー！！わかったっつうの！鬼の居場所を探れってことだろ？うるせぇデコ太郎が」
伊之助は刀を地面に刺し、しゃがんだ
「獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚！！！」
荒れ山育ちの伊之助は触覚が優れている。我流の呼吸法により研ぎ澄まされた触覚は集中することにより空気の微かな揺らぎすら感知し直接触れていないものでも捉えられる！！
「そこかァ！！」
「見つけた！？」
「おう！あっちだ！強い気配がビンビンするぜ！」
「そうか！すごいぞ伊之助！」
『ありがとう』
「！(ほわほわ」
「…っ！ここは俺に任せて先に行け！」
『え…』
突然、叫ぶようにそう言った村田に私達は驚く
「小便漏らしがなに言ってんだ！」
「誰が漏らしたこのクソ猪！！テメェに話しかけてねぇわ黙っとけ！！」
『でも平気なの…？村田、その…弱弱だし…一人で大丈夫？』
「お前失礼にも程があるだろ！？仮にも俺は先輩だぞ！？」
「すみませんすみません！！A！お前も謝れ！」
『ごめんなさい…？』
「まぁ…情けない所を見せたが俺も鬼殺隊の剣士だ。ここは何とかする！糸を斬ればいいとという事がわかったし、ここで操られている者達は動きが単純だ！」
「蜘蛛にも気をつける！鬼の近くにはもっと強力に操られている者もいるはず！三人で行ってくれ！！」
「……わかりました！感謝します！」
「まずテメェを一発殴ってからな！！誰がクソ猪だ！」
やっぱりそれで怒ってたんだ
村田に飛びかかりそうな伊之助の腕を引っ張る
『行こう伊之助』
「戻ってきたら絶対殴るからな！」
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るるら - とても面白いです！ でも月の呼吸は上弦の壱が使用していたような…？ (2020年3月31日 8時) (
レス) id: 6dcd13d9c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - ジュラさん» 本当ですね！教えてくれてありがとうございます！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: 232f9af604 (このIDを非表示/違反報告)
ジュラ(プロフ) - いつも小説を楽しみに見ています!!とても面白い作品で、続きが気になって仕方ありません!!そして早速なのですが誤字を見つけました。煉獄杏寿郎の｢ごく｣の字が違います。｢国｣ではなく｢獄｣です。 (2019年9月20日 18時) (レス) id: 7c545174f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき姫2 | 作成日時：2019年8月31日 17時
