61話猪は牙を剥き善逸は眠る ページ14
「ア“ーーーーッ(汚い高音)来ないでェ!!来ないでくれェ!!やめてーーー!!」
逃げる私達を四足歩行で追いかけてくる鬼
逃げてるだけじゃ意味ないかと思い私は立ち止まって刀を構える
『善逸、正一くんをちゃんと守ってね』
「Aちゃん!!」
「Aさん!!」
『此処は私が食い止めるから』
「ぐひひっなんだぁ?お前が相手かぁ?」
『行って!善逸!』
「っ…ごめんよォ!Aちゃん!!」
放さないようにぎゅっと正一くんの手を握り走り去る善逸を見送り鬼に視線を向ける
「ぐひっそれで逃がしたつもりかぁ?残念ながらあっちにはもう一人鬼がいるんだ。無駄な気遣いだったなぁ」
『へぇ、近くにもう一人いたんだ』
「そうだそうだ。あの小僧、泣きわめくばかりで刀も抜かなかった。どうせ今頃喰われてるだろうよ。お前も可哀想だなぁ、あんな弱いやつと組まされるなんて」
『弱くないよ…』
「あ?」
『善逸は弱くない。彼が気づいてないだけ』
「あれが弱くないだとぉ?」
『わからないならいいよ。知る前にあなたは死ぬんだから』
「んだと!?舐めるな!!」
『月の呼吸・壱ノ型 月光・燕返し』
鬼を倒し善逸と正一くんがいる場所を探し走り回る
『いた…善逸、正一くん!』
「あ!Aさん!」
『なにしてるの…?』
善逸がなんで正一くんに抱きついてるんだろう?そんなに怖かったのかな
「それが…」
「あーーっ!Aちゃん!無事だったんだね良かった!!ねえ、聞いてよ!正一くん凄く強いんだ!」
『え?』
「逃げてたらもう一人鬼がいて殺されそうになったんだけど正一くんが鬼を倒して助けてくれたんだ!!」
本当なの?と正一くんを見るとふるふると首を横に振る
覚えてない…?
『…とりあえず二人とも無事でよかった』
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るるら - とても面白いです! でも月の呼吸は上弦の壱が使用していたような…? (2020年3月31日 8時) (レス) id: 6dcd13d9c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - ジュラさん» 本当ですね!教えてくれてありがとうございます! (2019年9月20日 18時) (レス) id: 232f9af604 (このIDを非表示/違反報告)
ジュラ(プロフ) - いつも小説を楽しみに見ています!!とても面白い作品で、続きが気になって仕方ありません!!そして早速なのですが誤字を見つけました。煉獄杏寿郎の「ごく」の字が違います。「国」ではなく「獄」です。 (2019年9月20日 18時) (レス) id: 7c545174f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき姫2 | 作成日時:2019年8月31日 17時