７Life ページ10
Aside
荼毘くんがいない時間、私は掃除機を抱えて張り切っていた
『荼毘くんの為に私も家の事頑張ろっ！やり方知ってるもんね〜！えいっ』
ポチっと掃除機のボタンを押す
シーン…
『あれ？』
何回も押しても全く動かない掃除機に首を傾げる
『ご機嫌ななめ？掃除機さーん』
うー…
でも、これ以外にもまだ掃除道具があるもんね！
『ぱんぱんっ！ポンポン〜♪』
はたきでソファーやカーテンをポンポン叩く
『あはは！楽しー♪』
『掃除も終わったし今度はご飯作ろーっと！』
でも、いざフライパンを持ってみたけど
『作り方わかんないや…』
うーん、どうしよう
ポツポツ…
『？…雨？』
あっ！洗濯物！
『うーっ！』
棒を使って洗濯物を取ろうとするけど全然とどかない
『とれない…とどかないよぉ…』
私は諦めて棒を放す
『わかんないよぉ』
その場に踞り目を閉じる
『ぐるぐる…ぐるぐる…』
頭がぐるぐる
止まんなくなって…どうしたらいいかわかんなくなって
いたい…
【いいの…どうもしなくて】
誰かに触れられた気がして目を開くと女の人が立っていた
顔がぐるぐる落書きされたみたいにモヤがかかって見えない
【いつかあの子が迎えに来てくれるから…そしたらきっと全部大丈夫になるから】
あの子…？
【だから…】
「Aちゃん」
『ハッ…』
目を開けるとさっきまでいた女の人がいなくて荼毘くんが私を膝枕していた
『荼毘くん…あっ！』
慌てて起き上がり洗濯物を見るとびしょ濡れになっていた
どうしよう…
『荼毘くん…わたし…』
「家の事頑張ってくれたんだな、ありがと」
『！う、うんっ！』
お礼を言われたのが嬉しくて荼毘くんに抱きつく
「なぁ、Aちゃん。聞きたいことがあるんだ」
『ん？』
「世界で一番大好きな人って誰？」
ジッと真剣な目で見つめてくる荼毘くん
そんな荼毘くんにニコッと笑いながら答えた
『荼毘くん！』
「…そっか」
『それがどうしたの？』
「ううん、なんでもない」
そう言って荼毘くんは立ち上がり開きっぱなしだった窓を閉めた
「そう言えば前にも言ったけど外は危険なものが沢山だからAちゃんは絶対に出ちゃダメだぞ」
『うん』
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くるみ - ヒロアカでは謎が多い荼毘君ですが夢主への愛がとても強いのでハピーシュガーライフのようなバットエンドではなく荼毘君と夢主二人のハッピーエンドにして欲しいです！！お願いします！！続き期待して楽しみに待っていますね！！ (2018年12月1日 20時) (
レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
＊永琉＊ - ヒロアカもハッピーシュガーライフも好きなので神作だと思っております！続きが楽しみです！ (2018年11月27日 18時) (レス) id: a4742db581 (このIDを非表示/違反報告)
真龍(プロフ) - ンンンン！！！！！神作品キタァァ！！！！！ハッピーシュガーライフとヒロアカって神コラボじゃないですか！続き楽しみにしてます！ (2018年10月15日 22時) (レス) id: cad0db13a6 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - なんか、アンチみたいであれですが、口調をもっと荼毘っぽくしてみるともっとよくなると思います。たとえば「…このお湯がね、ヒヨコを助けようと頑張ってくれてるんだよ」を「…このお湯がな、ヒヨコを助けようと頑張ってくれてんだ…」とか…なんか…すみません… (2018年10月4日 19時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
TATUYA - 最後どうなるのかな？幸せになって欲しいな (2018年9月26日 1時) (レス) id: abfdae3d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき姫2 | 作成日時：2018年7月31日 18時
