組合にいる元国民的アイドルはアヴェンジャー

細雪 ページ22

「よし、二人を確保出来たし業務終了！とりあえず地元警察が来る前に撤収だね」




『ちょっと！まだ私の用が…』




「まぁまぁ仕方ないじゃないか」




何が仕方ないのよ！




「このまま…こいつらも連れて帰るか…？」




『それいいかも！』




「いや良くないよ！？凄く目立って大問題だよ！？」




『むぅ〜ジョンのケチ…』




「とりあえず…妹さん借りてくよ」




「ナオミを…どうする気だ」




「担当じゃないから何とも、まぁ監 禁か拷問か…」




「！」




拷問と聞いて目を鋭くする二人




「そんな事が許されると思っているのか！」




「これが仕事だよ。君達みたいな道徳家には理解できないかな？」




「……道徳？」




ブロロロ…




ん？車？




「…A、あの車の運転手が僕らを見たら確実に止まると思うからその時に運転手の記憶を消しといて」




『わかってるよ〜』




ま、記憶を消さなくても、信じられなくて夢だと思うかもしれないけど




「確かに探偵社は道徳観が在る」

　


『ん？』




潤くん？




「でもボクにとってナオミは…違うンだ。道徳とか悪、モラルやエゴ…そう言うのより次元が上で較べられない…例えるなら誰も神を何かと較べたりしない。そうだろ？」




あれ…？




ふと、此方に向かってきている車が此方に向きを変えているのに気がついた




今の現場を見れば普通止まるか車線を外さずそのまま進むはずなのに




まるで私達が見えていないかの様に…




見えていない…？




ッ！！まさか…




バッと潤くんを見ると不敵に笑った





「運転手にはがこちらが見えていないのか！？」




「それがナオミの為ならボクは喜んで世界を焼く」




コ、コイツッ！？




『谷崎ィィィィィィィィッ！！』

無自覚のシスコン？→←リンチ

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