風と雪【不死川実弥】 (ページ40)

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すれ違い① ページ40

(実弥)
おまえ、泣いてんのか？

(A)
寝たんじゃなかったの？？
な、泣くわけない、よ。
なんで、泣く、のよ。

(実弥)
いや、その、寝ようとしたら、
おまえの泣き声、聞こえた気がしたからよォ。

(A)
気のせいよ、
ごめん、星弥連れて、違う部屋行くね。
おやすみ。(グスッ。)

ーー顔を見られないように、出ていく。

《Aside》
きっと、そうだ。
飲ませるところなんて、見せるんじゃなかった。
星弥に罪はない。
そんなこと、当たり前！
ほんとに、ゴクゴクと美味しそうに飲んでくれるんだもん。
まるで、

〝ちっちゃい実弥〟

が、飲んでる感じなんだよなぁ。

でも、嫁が母親になったら、

〝抱けなくなった〟

って、そういえば、男の隊士が言ってたこと、思い出した。

きっと、実弥もそうなんだ。

星弥に◯っぱい飲ませた後の乳房って、ふにゃふにゃだもんなぁ。

実弥は私の

〝２つの丼〟

が、大好きだったもんなぁ。

これから、
どうしよう・・・
　

《実弥side》
確かに泣いてたぞ、あいつ。
なんで、泣いたんだ？

あんな気の強い女が？
俺の前で涙？

俺、何やらかした？