始まりは保健室 【不死川実弥】

その18 ページ19

切迫流産の危険もなくなり、
予定日が近づいてきた。


(風弥)
ママ〜、あかちゃん、げんきなのかな？



風弥は、大きくなった私のお腹をさわるのが、とても好き。
予定日が近いからか、最近はあまり動かなくなったから、風弥は心配になってるみたい。


(A)
うん！
きっと、元気だよ！
ふうに会うために、今おねんねしてるのかもね。
もうすぐ、会えるよ！


(実弥)
ふうも、兄ちゃんだなぁ。


(A)
実弥、いいの？
男子職員の『産休』なんて、初めてでしょ？


(実弥)
いいじゃねえか、初めてっつうのも。
前も言ったけど、教師の俺の代わりはいても、Aの旦那と風弥の父親は俺だけだって！
それに子どもが増えてくと、父親の育児協力が必要なんは、お袋を見てて思ったんだよ。
そのうち、風弥も子どもん頃の俺みてえになるのが、目に浮かぶわぁ…笑。


(A)
ねえ、ちょっと待ってよ…汗。
ふうが、子どもの頃の実弥って、どういう意味？？？


(実弥)
どういう意味って、『そういう』意味に決まってんだろ！



ってことは…

『そういう』ことね。


はい、頑張らせていただきます！！


イケメン＆イクメンの実弥さま〜…汗。

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