POWER PLAY [1]

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JIMIN SIDE




ｼﾞﾐﾝ｢…うおおおおおお!｣

ガチャン、ガチャンっ

手錠を力ずくて外そうともがく
…こんなんじゃ外れないことは承知の上でね

ビュン

｢何をしてるんだ、お前｣

…ほら、来た
俺が不審な動きをすれば、お前がテレポーテーションしてくると思ってたよ

ｼﾞﾐﾝ｢うるさいっ!もう、ホソギヒョンなんか知るかっ!俺だけでもここから出て、逃げてやるんだ!｣

｢…めんどくさいやつだな。チョン･ホソクだけじゃない。今WINGSのメンバーは、全員捕まってるんだ。お前が逃げるならそいつらを殺す｣

ｼﾞﾐﾝ｢っ｣

他のメンバーも…そうなんだ
でも俺は構っていられない

ｼﾞﾐﾝ｢みんなも知るか!俺は俺が助かればいいんだ!…はあああっ｣

ガチャンっ

｢おい、やめろ。大人しくしろ!｣

ｼﾞﾐﾝ｢うああああ!｣

暴れまくって、男が手を出せないようにする

｢ちっ、俺じゃ手におえない…｣

よし、それでいい!
仲間を呼びに、テレポーテーションするんだろ?






俺の思惑通り、男がテレポーテーションのために
指を鳴らす瞬間…

ｼﾞﾐﾝ｢やあぁぁっ!｣

男にとびかかる

｢わっ、お前何してっ｣




ビュン




ｼﾞﾐﾝ｢…ははっ、作戦成功｣

男と一緒にテレポーテーションして
部屋の外に出るとこができた

｢くそ…お前っ｣






ｼﾞﾐﾝ｢これが、超能力者の戦いでしょ?｣






｢…生憎、テレポーテーションしたところが悪かったな…お前ら、やってしまえ!｣

ｼﾞﾐﾝ｢…げ｣

周りを見渡すと、黒いスーツの
男たちに囲まれていた

そこまで考えてなかった…ただ、
テレポーテーションすれば
部屋の外に出れると思って…

男たちは銃や刃物をもって
俺に襲いかかってくる

所詮ノーマルの組織員なんだろうけど
さすがにこの量は…

ｼﾞﾐﾝ｢…だいぶピンチ?｣

やばい、俺の人生はここで終わりかも…
そう、思った瞬間









ボワッ

｢うわっ｣

｢あちっ｣

｢な、なんだ!｣







ｼｭｶﾞ｢…ぶるたおるね｣







ｼﾞﾐﾝ｢…っ…ユンギヒョーン!｣

メラメラと燃える炎の中から

ヒーローのようにユンギヒョンが現れた




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