消えた少女はもう一度、関西で頑張っています。 (ページ35)

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ジャニー「You調子は………………って、Oh,my god！！What's wrong！？」

『ここ病院なんで静かにしてくださーい』

まぁ、ジャニーさんが騒ぐのも無理はない。
だって私…………

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ジャニー「僕、Youのさらさらなhair好きだったのに………」

『これも治療のためです。我慢我慢』

ベッドにセットされているテーブルの上に置かれた鏡には、

髪と眉毛が完全に抜け落ちた自分が映っていた。

ジャニーさんが病室に入ってきたタイミングで専用の白いニット帽を被った。

前と比べて、頬骨が目立つようになり、
だんだん力が抜けていくのがわかる。

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ジャニー「実は、今廊下で待たせてる人がいてね…どうしてもYouに会わせたくて…」

『えっ？』

ジャニー「でもYouの今の姿を見たらどんな反応するか心配になってきたよ」

『わざわざ呼んできたんなら会わせない顔なんてないよ！会わせてよ！』

ジャニー「ほんとにいいんだね？」

そう言うと、また出入り口の扉を開けて廊下で待っているであろう人に手招きした。

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『えっ、嘘………………っ』

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この際、どうやって連れてきたとか関係ない。聞きたいことなんて山程あるが、今はそれどころじゃない。

なんで……………

しかも一人じゃなくて………………………

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驚いたのは私だけじゃなくて、私の今の姿を見た相手も同じだった。

そしてそのきれいな目からつーっと涙がこぼれた。

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ねぇ、どうして……………………

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『柊真っ……………た、たつにい………っ、達郎くん………』

かつて共に仲間として活動していた、

金内柊真、室龍規、向井達郎…………

そしてその後ろには…………

『な、なんでっ………嘘でしょ！？』

文一くん、優馬くんが立っていた。

久々に会えた嬉しさもあるけど、どういうことかよく分からなくて、

涙が止まらなかった。

金内「久しぶりやな………A」

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