検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:6,756 hit

驚く程に。 ページ1

.


『ねえ、出会いってどうやって手に入れんの。』
「アプリ。」

コーヒーを片手に、そして携帯を片手に淡々と話すのは
私の親友。優ちゃん。
最近彼氏が出来たみたいで、ずっと連絡を取っている。

『アプリ..』
「私も暇で始めただけよ、出会い求めてたわけじゃない。」
『何か怖くない?』
「確かに、悪い大人もいますよ。」

周りは早めの結婚ラッシュ。
優ちゃんも彼氏が出来るまでは焦ったりしてた。
相手は年上のバツイチらしいけど、まあまあ良い人だと思う。

「じゃあ、彼の友人というか後輩紹介して貰う?」
『いいの!?』
「頼んでみるね。」

一生頭の上がらないお言葉。有難く頂戴した。

数日後、優ちゃんから一見の連絡。

“この日空いてる?”だった。

仕事終わりなら、と返事をすると相手も夜が良いとの事。
4人でご飯に行く事に。

『久し振りの男過ぎる。』

2年前に別れて以来、縁がなかった。
だから2年振り、嗚呼、緊張。



当日

いつもよりお洒落をして会社に行くと同期の香が声を掛けてきた。

「なーに、お洒落して。」
『今日は勝負の日なのよ、頑張るから!』
「いいね、また話聞かせて。」

ニヤニヤしながらデスクに。黙々と仕事をしているとあっという間に定時。

颯爽と会社を出て優ちゃん達との約束の場所に向かう。

“店の中に入ってるね。”

一通のメッセージ。

お店に着くと名前を言って個室に案内して貰い、扉を開けた。

『お疲れ様ですー。』

と目に飛び込んできたのはテクノカットのイケメン。

『え、聞いてない。何このイケメン。』

立ち尽くしたまま声を出す。目が離せない。

「あ、えと。初めまして、目黒蓮です。」

イケメンが喋る。声も男らしくて良い。

『は、初めまして。Aです。』

「イケメンでしょ!彼の後輩なんだって!」
「優、俺の隣おいで。」

もう二人の世界に入り出すもんだから、私はおどおどと
イケメンの隣に座る。

特に香水の匂いを漂わせている訳でもない。
本当に清潔な人。

「何、飲みますか?」
『あ、ビール..じゃなくて、』

訂正を入れようとすると隣で笑い出す。

『あの、』
「いいんですよ、自然体で。」

こういう男性が増えてほしいものだと思った瞬間だった。

『目黒さんは何飲まれます?』

恥ずかしくなって話題を逸らすと、

「じゃあ、僕もビールで。」

と慣れた手つきで注文をしてくれるスマートさ。

「俺達も楽しみましょう。」

最高の時間の始まりだ。

.

マメな様子。→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
139人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 目黒蓮 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぽん - こんにちは。以前「恋愛の仕方は自由」のコメント欄で御返事をいただいた者です。その際は温かい御返事をありがとうございました!現在私は雪組さんの紫さん好きです。Rabiy様もお元気で良かったです。 (2021年10月26日 11時) (レス) id: 3f279bb57f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Rabiy. | 作成日時:2021年5月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。