Orange rose ページ17
『初めまして、菊池様、桐山様』
今回目的の御相手の方とお会いできた
菊池「こんばんは、薮さん、星日さん。
今夜お会いできて嬉しいよ」
菊池様の隣には秘書の桐山様がいらっしやる
彼は控えめに挨拶をした
薮「どうも。
僕もお会いできて嬉しいですよ」
菊池「立ち話もなんだから少し部屋を変えませんか？」
薮「構わないよ」
『でしたら別室も予約してありますのでそちらで談笑されてはいかがでしょう』
菊池様はパーティー内で仕事の話をするのを嫌う
いつも別室で話し合うんだ
菊池「もう準備してくれてるんだね」
薮「それでは向かいましょう」
『私たちも…』
桐山「あの」
私も社長と向かおうとしたら桐山様が声を出した
桐山「僕たち秘書はこちらに残っております。
何かありましたら連絡をください」
菊池「ありがとう、照史。
では、行きましょう」
社長たちは会場から出てってしまった
私は近くの椅子に座る
桐山様はどちらかに行かれてしまった
…私たち秘書がつくことが嫌なのかしら
だけど今までそういうことは全く身振りも見せなかった
私のミス？
桐山「星日さん…でしたっけ？」
じっくり考えていると桐山様が飲み物を持って隣に座った
『はい。
星日Aと申します。
薮宏太の秘書をさせていただいております』
桐山「桐山照史です。
菊池風磨の秘書をやらせていただいてます」
桐山様は飲み物を1口飲まれた
桐山「Aさんも、どうぞ」
『…お気遣いありがとうございます。
ですが今は仕事中ですので』
すぐにわかった
これはアルコールだ
桐山「…なぁ」
無言が続いていた私たちだけど桐山様が声を出した
桐山「そんなに固く着飾ってて…自分面白いん？」
『…と言いますと？』
桐山「Aさん、ホンマはそんな性格ちゃうやろ。
薮さんの前とか、社長の前とか、会社の中でのAさんが今はおる。
家の中のAさんはどこにいるん？」
家の中の…私？
『…今はいません。
公私混同したくないので』
家の中の私が今出てきたら…
耐えられなくて泣いてしまう
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慧jump(プロフ) - 楓花さん» コメントありがとうございます♪私もYSSB好きで何か書きたいなと思って書いてしまいました (2020年6月8日 22時) (
レス) id: 21d5aad07a (このIDを非表示/違反報告)
楓花(プロフ) - YSSBとても好きなのでうれしかったです。ありがとうございます! (2020年6月8日 22時) (レス) id: 8781358074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2020年5月1日 20時
