町山交番の天使 ３ 【ハコヅメ】

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＜じゃあ、二次会、カラオケ行きましょうよ！＞


＜私達、職業柄、夜更かし大丈夫なんで！＞


何が、“職業柄夜更かし大丈夫だ”だ。


…警察官舐めんな？？



「すみません、あんま盛り上げられなくて…」


藤「え？」


「僕ら、こういうの慣れてなくて」


『いえ。私たちも合コンとかあんまり来たことなくて。だから、お三方がホントにいい方たちで良かったです』


「「「ありがとうございます…！」」」


「あの、お三方、バーベキューとか好きですか？」


川合「あっ！バーベキューですって、藤さん、真白さん！」


来るな。招集。


u---- u----


「『来る』」


「「「「え？」」」」


源「はい。了解。聖子ちゃん、空き家で火災。放火かも。全署招集」


藤「今、タクシー呼んだ。」


源「係長。5人で行きます」


・


源「ごめんね。ちょっと、仕事になっちゃって…。山田、会計は？」


山田「立て替えときました」


源「後で払う。」


「あの！お仕事頑張ってください！」


「2人とも、気を付けてくださいね」


『おい。山田』


げ…


山田「…A」


『アンタ、後でフルボッコだから』


山田「う…はい」


死 刑宣告…


『源先輩もですよ』


源「すんません！！！」


「あの…」


『あぁ、すみません、お姉さん達。…モジャはどうでもいいけど、このあほ面は渡さないから。私のなんで。』


え…


“私のなんで”…？？


デレた…あのデレないで有名なAが…


『おい、ポンコツ。行くよ』


山田「あ、うん…」



・


川合「ふぁ〜…真白さん、超怖かったですね」


『私、悪くないし』


藤「山田、頭擦り切れるくらい土下座してたね」



―――――1時間ほど前。



『で。私に言うことは』


山田「あ、えっと…何も言わずに合コン行ってすんませんでした！！！」


『それだけ？』


山田「え？」


『随分、楽しそうだったね。可愛かったもんね、あの看護師さんたち。…おい。聞いてんのか』


山田「聞いてます聞いてます！！！そんな、滅相もない！！あれは、源先輩に言われただけで！Aの方が何倍も可愛いと思ってたというか、何というか…」


『言い訳はいい！！！』


山田「いだだだだだっ！！！頬ちぎれるっ…！！！」



――――――



川合「真白さん、嫉妬ですか〜？？」


『別に。…アイツが合コンに黙って行ったのに腹が立っただけ』


川合「ホントですか〜？」


『ホント！！』

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