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藤「え、こんだけ?」
『湿布貼ってるだけじゃん…』
川合「そうなんです。超軽症です」
藤「これじゃあ、逮捕術訓練のケガの方が重傷じゃんね」
川合「はい」
『確かに』
川合「でも、無意識に体が動いて良かったです。藤さんと真白さんが鍛えてくれたおかげです。それにもし、子供たちに怪我でもさせてたら、お二人に何されてたか」
藤「まぁね。Aにはぶっ飛ばされてたかもね」
『ちょっと!それは聖子さんでしょ?!』
川合「ふふっ。…私、少しは警察官らしい面構えになりました?」
藤「……」
『……』
「『制服着てればね』」
川合「藤さん、真白さん。」
藤「ん?」
『なぁに?』
川合「お腹空きました!!」
藤「うん」
『そうだね』
川合「お父ちゃんから、カップラーメン大量に届いたんで、一緒に食べません?」
『私、醤油ね』
川合「え!真白さん、醤油派ですか!!」
『驚くことないでしょ…』
・
藤「そういえばアンタ、実家帰るんじゃなかった?」
川合「え?そうでしたっけ?…うんま!もう一個食べちゃおっかな」
『太って制服入んなくなるよ』
川合「いや、でも大丈夫です!最近、ご飯食べれなかったんで」
拝啓 お父ちゃん。
私が車にぶつかった時、藤さんと真白さんとハコ長が
すごく心配してくれてびっくりしたけど
ちょっぴり、嬉しかったんです。
その本当の理由が分かるのは、もう少し先のことでした。
伊賀崎「藤君と真白君は有休か〜。いいなぁ。また同期の方と女子会かな?真白君は山田君とデート?」
川合「多分、そうだと思います」
伊賀崎「ねっ」
川合「ハコ長。事件処理の手引って、どこでしたっけ?」
伊賀崎「私の後ろ。上。棚。上から2番目」
川合「はい。」
あ、落としちゃった
川合「って、これハコ長?若っ…あれ、真白さんもいる。可愛い〜」
伊賀崎「ん〜?」
川合「…桜しおり。この人」
確か…
川合「藤さんの部屋で見た写真の人だ」
その理由を知った時
私は、藤さんと真白さんと積み上げてきた絆が
断ち切られるような気がしてしまったのです。
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めがねうさぎ(プロフ) - 初めまして。この作品を見てくださり、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2022年7月18日 11時) (レス) id: 8a270cb72b (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - はじめまして。いつも素敵なお話ありがとうございます。更新されるたび大喜びで駆けつけています笑。主人公ちゃんのツンデレ可愛すぎて山田状態になってます^ - ^ (2022年7月18日 4時) (レス) id: 0bfdf4278f (このIDを非表示/違反報告)
めがねうさぎ(プロフ) - コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2022年7月13日 0時) (レス) id: 8a270cb72b (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年7月12日 12時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
めがねうさぎ(プロフ) - もみじさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです!これからも頑張って更新しますので、よろしくお願いします! (2022年5月2日 13時) (レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
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