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伊賀崎「よく書けてる。川合君、一人でもやれるじゃないかぁ。」
川合「いやぁ、まだまだですよぉ」
『謙遜してる割にはうれしそうだね』
伊賀崎「藤君、喜ぶぞ〜」
川合「褒めてくれますかね?」
伊賀崎「そりゃ、褒めてくれるだろ。」
えへ…藤さんに褒められるの想像したらにやける…
伊賀崎「よ〜し!よしよしよし!よ〜し、この子は、よしよしよし…ってやってくれるでしょ」
『いや、犬か。それ、ゴールデンレトリーバーの撫で方だから。」
川合「今頃、藤さん何してるんでしょうねぇ」
伊賀崎「何って?」
川合「なんか、同期の女子会っていってましたよね?真白さん」
『…うん。』
伊賀崎「同期の女子会?」
川合「でも、私。絶対、デートだと思うんですよね。あっ、ハコ長は藤さんが誰かと付き合ってるとか聞いたことないんですか?」
伊賀崎「あぁ、う〜ん…」
prrr
伊賀崎「あっ、電話だ。鳴ってる。私が出よう。」
川合「はい」
もうちょっとで聞けそうだったのに…
伊賀崎「町山交番です。…はい、分かりました。真白君、川合君。」
川合「はい?」
『どうしました?』
伊賀崎「刑事課が来てほしいって。」
川合「刑事課?」
『分かりました。行くよ、川合。』
・
山田「どうしましょうね…。」
「『失礼します』」
源「おう。Aちゃん、川合、悪いな。」
『そういうなら呼ばないでください。で、どうしたんですか?』
源「まぁまぁ、そんなこと言わないでよ。いやな、今、取調室に女子高生がいるんだけど。本人は、“知らない男に変なことをされた”と言っているんだが…。詳しいことが分かってないんだ。」
川合「変なこと…」
源「だから、お前達に聴取を頼みたい。」
『なるほど。川合、聴取。』
川合「え?!でも、私、1人でやったことないです。」
山田「お前、聴取、やりたくねぇだけだろ」
『は?違うし。女子高生なら、年が近い川合の方が話しやすいんじゃないかって思って。それに、怖い思いしてるのに警察官が二人もいたら怖いでしょ』
山田「…そっか。」
源「それもそうだな。川合。お願いできるか?」
この場に聴取を行えるのは、私のみ…
私は、私に出来ることをするんだ!!
川合「はい」
『よし。川合。しっかり、女の子に寄り添ってあげるんだよ。いいね?』
川合「はい。全力を尽くします」
『うん。よく言った!』
はわっ…真白さんに頭ナデナデしてもらった…!
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めがねうさぎ(プロフ) - なこさん» コメントありがとうございます!どこでデレさせようか私自身もニヤニヤしながら作成しております(笑)これからもよろしくお願いします。 (2022年1月5日 1時) (レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 1の時から楽しませてもらっています。たまに出てくるヒロインのデレに、読んでて山田以上にニヤニヤさせてもらっています。これからも楽しみにしています! (2022年1月4日 22時) (レス) id: 247691cc0f (このIDを非表示/違反報告)
めがねうさぎ(プロフ) - 花畑のたんぽぽさん» はじめまして!読んでくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いします! (2022年1月3日 23時) (レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
花畑のたんぽぽ - 初めまして!とても面白いお話でした!次の更新も待ってます! (2022年1月3日 18時) (レス) @page29 id: 583035a19c (このIDを非表示/違反報告)
めがねうさぎ(プロフ) - ayastさん» 応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2021年11月6日 0時) (レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
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