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山田「被害者のとっちゃ、言いたくも思い出したくもないことだ。」
言いたくも、思い出したくもないこと…
そんなこと考えもしなかったな…
山田「じゃあ、何で警察官が被害者に、さらに辛い思いをさせなきゃいけないのか。…それは、俺らが被害者に聴取した内容が真実なのか、裁判で審議にかけられることになるからだ。
実際、彼氏に浮気がバレた女の人が、浮気を強 姦だって申告した事案もあった。だから、裁判で、そういう虚偽の事件じゃないって証明するためにも、一つ一つ操作を積み上げて行かなきゃならない。
隙だらけの捜査じゃ、被害者も被疑者の人権も守れない。藤先輩が言ってた“覚悟”っていうのは、そういうことだと思う。」
私…何も考えれてなかった…
山田「俺さ、何度も何度も見てきたよ。あの藤先輩とAがさ、性 犯 罪の度に、苦しんだり悩んだり繰り返してきたのを。」
『…』
山田「…警察の仕事なんて報われない事ばっかりだよ。でも、この町で事件があれば、俺たちで何とかするしかねぇだろ。な、A」
『うん』
山田「傷ついた被害者も傷つけた犯人も、このまま放っておくなら何のための警察だよ。…ごめん。なんか喋りすぎたな。」
川合「いえ…。」
…私達で何とかするしかない、か。
その通りだ…。
山田「俺さ、源先輩とペア組む前にあ、藤先輩とちょっとだけペア組んでたことあってさ。何か、川合のこと見てたら、そん時の事思い出しちゃって。」
『だから、放っておけないって？』
山田「まっ、そんなとこ。」
・
伊賀崎「はい、こちらは大丈夫ですので。はい。…北条係長から、藤君もう少し借りていいかって。」
川合「被害者の方の聞き取りは…」
伊賀崎「何も聞けなかったみたいだね。」
川合「そうですか…」
何で…何で…
川合「何で、気づいてあげられなかったんだろう。」
『？！あ、頭…机に…』
川合「せっかく、彼女が勇気を出して警察まで来てくれたのに…」
『ちょ、ちょっと、川合、頭…！』
伊賀崎「机に頭ぶつけるのやめな？真白君、柄にもなくびっくりしてるから。…きっとさ、彼女、最初は話そうとしてたけど怖くなったんじゃないかな。ほら、警察に話して犯人から脅されたらどうしようとか、大事になって学校で噂たてられたらどうしようとか、色々考えて話すのを辞めたんじゃないかな。だから、これ以上自分を責めるのをやめなさい。…真白君も。」
『…はい』
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めがねうさぎ(プロフ) - なこさん» コメントありがとうございます！どこでデレさせようか私自身もニヤニヤしながら作成しております（笑）これからもよろしくお願いします。 (2022年1月5日 1時) (
レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 1の時から楽しませてもらっています。たまに出てくるヒロインのデレに、読んでて山田以上にニヤニヤさせてもらっています。これからも楽しみにしています！ (2022年1月4日 22時) (レス) id: 247691cc0f (このIDを非表示/違反報告)
めがねうさぎ(プロフ) - 花畑のたんぽぽさん» はじめまして！読んでくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2022年1月3日 23時) (レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
花畑のたんぽぽ - 初めまして！とても面白いお話でした！次の更新も待ってます！ (2022年1月3日 18時) (レス) @page29 id: 583035a19c (このIDを非表示/違反報告)
めがねうさぎ(プロフ) - ayastさん» 応援ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年11月6日 0時) (レス) id: 26dbebe73a (このIDを非表示/違反報告)
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