町山交番の天使【ハコヅメ】

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川合「尾行って…こんな、そうそうたるメンバーがいるのに、なんで私が？？」


藤「よ〜く、見てごらん。あの人ら単体で街に放っておいて尾行なんてできる？」


い、イカつすぎる…。


川合「あ〜、刑事臭が凄い…」


『とにかく頑張ろう』


川合「そうですね。薬 物犯 罪なんて許せませんもんね」


『ううん。今、うちの署で薬 物検挙ないから、交番で捕まえたら有給たんまりもらえる。』


川合「うわ。公務員っぽい理由」


北条「副署長、お疲れ様です」


「「「「お疲れ様です！」」」」


吉野「いいか、お前ら！今、県内に薬 物が広まっている！隣の村川署は、今月だけで3件も薬 物案件を検挙した！だが、うちの署はまだ1件も検挙していない！こんな、みっともないことがあるか！必ず成功させろ！」


「「「「はい！」」」」


『はい！！！』


うわ！真白さん、有給もらえるかもしれない、って張り切ってる…！


刑事課の誰よりも声大きかったもん…！


山田「(張り切りすぎて声デカくなっちゃったA、流石に可愛い…！声、裏返ってるぞ)…」


ほら、山田さん、びっくりしてるじゃん…


伊賀崎「藤君、真白君、川合君。3人とも頑張って」


「「『え？』」」


伊賀崎「では、」


吉野「伊賀崎！」


伊賀崎「はい」


吉野「お前も手が空いてたら手伝え」


伊賀崎「あっ、いや、本職は、あの…」


吉野「頼んだぞ」


伊賀崎「、はい」


ハコ長、ドンマイです…。


北条「それでは、尾行するメンバーを発表する。藤、山田！」


『異議あり！！』


山田「うるせぇ！ここは裁判所か！」


『お前が黙れよ、このポンコツゴリラ。山田に聖子さんなんて、聖子さんの無駄遣いです！！』


山田「それ、どういう意味だ！！」


『とにかく、山田の相手してたら聖子さんが犯人捕まえられないと思うので、唯一相手ができる私が適任だと思うんですよ。どうですか、係長。』


北条「あ、あぁ、犯人を捕まえられればなんでもいい。いいか、藤」


藤「もちろん。」


真白さん、犯人捕まえる気満々だ…。


北条「そして源、川合。」


源「はい。」


川合「はい？」


北条「それぞれ、カップルに扮して尾行してくれ。」


川合「カップル？」


わ、私が、源さんと？！


藤「A。あんた、これ分かってて変わったの？」


『えぇ。まぁ。聖子さん、嫌でしょ。山田となんて』


藤「アンタが嫌なんでしょ。私と山田がカップルになるのが。」


『えへっ』


藤「はぁ…」

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