町山交番の天使【ハコヅメ】

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…ん？チャイム？


今日は休みなのに、誰だろ〜？


川合「ん？」


玄関の前に美人が二人立ってる…。


川合「藤さんと真白さんですか？」


「『うん』」


川合「…うわ、かわいい！どうしたんですか？その恰好。もしかして、デートですか？」


藤「着替えて」


川合「えっ、なんでですか？」


『いいから。聖子さんが言ってるんだから、早く早く』


川合「でも、今日、休みですよ？」


『早く』


川合「、はい」


も〜、急に来て何？？


藤「あっ、ただ…いつものスーツじゃなくて私服ね」


川合「私服って何でですか？」


『いいから。質問が多い！』


…って、出ていこうとしないで！！


川合「ちょっと待ってください！一緒に選んでください！」


「『えぇ？！』」


美人な二人にコーディネートしてもらったほうが、絶対良いに決まってる！


川合「お好みは？」


藤「うわっ…」


『何この服…』


藤「何このおじさん。誰？どこに売ってんの？」


川合「地元です。可愛いじゃないですか、このおじさん」


「『え〜…』」


川合「え？」


二人して酷いな全く…。


可愛いじゃん、おじさん。


『もう何でもいいよ。自分で選びな』


藤「うん…。」


川合「えっ、何で…何でですか？」


藤「どれでも一緒だから」


川合「どれ…。失礼しちゃいますね。」


『早くしなよ』


藤さんも真白さんも意地悪なんだから…！！


ん〜…。これでいっか！


川合「どうですか？」


藤「まぁ、いっか。じゃ、行こっか。」


川合「はい」


私服ってことは仕事じゃない…！


もしかして…！


川合「ごはん連れてってくれるんですか？ウ〜楽しみぃ…！イェ〜！」


・


…刑事課。


なんで休みの日に刑事課なんかに来なくちゃならないの！！


川合「刑事課の応援って何するんですか？」


『シッ！』


北条「赤城琢磨、31歳。職業、ホスト。覚 醒剤の所持だけでなく、使用で薬 物班がマークしてきた。」


川合「覚 醒剤？」


北条「常に警察の尾行を気にする慎重な男だ。そこで今回、町山交番から女性警察官3名に来てもらった。」


あっ、山田さん、こっち見た。


私服姿の真白さんが気になるのかな？


『…』


って、真白さん、めっちゃ睨んでる！！！！


山田「(私服姿のA、安定の可愛さ…)…」


いや、山田さんも対抗して睨まなくていいから！！


北条「赤城を尾行し、覚 醒剤の使用が確認でき次第、確保するぞ。」


「「「「はい！」」」」

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