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「……あれ、待って」
静かにユンギの話を聞いていた
ジョングクが言葉を発する。
「『怪しい5人』？
俺らは6人ですけど」
ユンギはジョングクの顔を見ながら
ニヤリと笑う。
「だから言ったろ坊主
この中に''裏切り者''がいるってな」
「…………え、」
「この中に、
警察組織から情報を伝えるよう指示されている
いわば''スパイ''がいる」
「……そんな、嘘だ
仲間を売るような人間、このチームにはいない」
ジョングクがユンギを睨みつける。
「ほんっとお前は青臭ぇな
だからガキは嫌いなんだよ」
ユンギは吐き捨てるようにそう言った。
「じゃあ、仮に、
仮にだ。
僕達の中に
内通者がいるとしよう。
どうしてお前は、
自分の隠れ家やら
自分が持っている情報全てを
そいつに開示するんだ？
危険が高まるだけじゃないか」
ナムジュンが眉をひそめながら聞くと、
ユンギはニヤリと笑った。
「俺は、その内通者から
挑戦状を貰った」
ピッ、と画面が変わり
映し出されたのは
亡くなったジスさんの
ケータイだった。
「この差し込み部分の明らかな焦げ跡。
これは、
『Aの近くに俺はいるぞ』
っていうサインだ。
正直この焦げ跡がなかったら
Aも内通者が自分のグループにいるとは
気づかなかっただろう」
「ええ。
……気づきたく、なかっただけかもしれないけど」
ユンギ以外で
初めて信頼出来る仲間を私は得た。
誰かに裏切られるのは
もう、こりごりだった。
「まぁ、挑戦状を貰ったからにはな
最大限挑発してやらねえとな」
ユンギはモニターの画面を落とし、
部屋を明るくする。
「おい内通者、
俺の言葉をよく聞いてろよ。
お前の目的はわかっている。
警察組織にAを渡すことだ。
やれるもんならやってみろ。
俺が
＿＿＿＿……俺たちが、
Aを守りきってやる」
ユンギは私たち全員に
目を合わせながら
そう言った。
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LILY(プロフ) - 夏さん» 夏さん、コメントありがとうございます！グクが幸せになれるような未来になれるよう、努力致します…！笑 これからもよろしくお願いします！ (2020年6月3日 11時) (
レス) id: 693a5832aa (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - こんばんは^ ^このお話では私は断然グク推しです！純粋に一途に主人公を想う年下ジョングクたまりません（ ; ; ）w是非ともくっついてほしい(*^^*) (2020年5月31日 22時) (レス) id: 13b7e644bd (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - まいこさん» まいこさん、コメントありがとうございます！わぁ、そう言ってもらえると本当に嬉しいです、私の中のユンギさんも大喜びしていると思います笑 これからもよろしくお願いします (2020年5月31日 20時) (レス) id: 693a5832aa (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - すごく面白いお話しで更新すっごく楽しみにしてました！＞▽＜ユンギさんが好きです……(小声)/// (2020年5月31日 16時) (レス) id: 17579a7585 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - 夏さん» 夏さん、コメントありがとうございます！なんだか皆切ないですよね・・・幸せにしてあげたいです。笑 (2020年5月31日 15時) (レス) id: 693a5832aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2019年4月10日 15時
