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「それともう1つ面倒なことが、
チェ・ジスさんが、マスコミに
訴えようとしていること」
ヌナはいかにも面倒くさそうな顔をして
はぁ、とため息をついた。
「俺たち警察を、ですか」
「ええ。
彼女は犯行が警察内部で行われたものって
確信しているみたいで。
マスコミに公表するって大荒れらしいわ
そっちはかわいそうなことに
ホソクが担当してる」
「わー、ホビヒョンまた面倒なところに」
「ナムジュンは、
他部署が捕まえた、
ユンギの手下と思われる奴らの
事情聴取に励んでるわ」
そう言ってから、ヌナは
軽くあくびをした。
「それで？ヌナは何をしてるんですか？」
「私はね、
あなたの回復を待っているの」
ヌナは俺の方を向いてにこやかに笑った。
「…それって、」
「バディがいなくちゃ
私は何も出来ないもの」
「………誘ってますか？」
「今のどこが誘い文句よ」
「全てです」
「盛ってるのね」
「ヌナ、」
怪我をしていない方の足を動かすと、
ヌナの体に少し触れた。
俺は器用にその足を、
ヌナの足の間に滑り込ませて
少し動かす。
「…ジョングク、」
「ヌナ、俺はヌナのことが好きです」
俺はヌナの方に体を向けて、
右腕でヌナの腰を抱き、引き寄せる
お互いの息が顔にかかるくらいの距離。
「私もあなたのこと好きよ」
「そういうんじゃなくて、」
「そういうって、何？
あなたは私の何をわかってるの？」
ヌナが真っ直ぐに俺を見つめてくる。
「私はあなたのことが好きよ、ジョングク
これは冗談でもなんでもない」
ヌナが少し腰を動かして、
太ももを揺らした。
「これから先何が起こるかわからない
もしかしたら、
私は明日にでも死ぬかもしれない」
「そんなこと、」
「そんな時、死ぬ間際にね？
きっと私はあなたのことを思い出すのよ、
ジョングク」
ヌナがそっと
俺の頬を撫でてくる。
「あなたのことは私が必ず守るわ
だからあなたは生きて
その真っ直ぐな瞳を汚さないまま」
俺もヌナの頬に手を添える。
「ヌナが死ぬ時は、
俺が死ぬ時ですよ」
「それ、プロポーズみたいね」
「そうとってくれて構いません」
俺はそう言って、
ヌナの顔を引き寄せて
唇を重ねた。
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LILY(プロフ) - カナタさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、続編の方も宜しくお願いします！！ (2019年4月10日 18時) (
レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます、続編の方で更新がんばります！！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして！凄く面白いです！話の内容がしっかりしていて夢中で読みました！読んでる最中もドキドキが止まりません！続きが待ち遠しいです^^ 更新お待ちしてます！ (2019年4月10日 14時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 素敵な作品アリガトウございます、とても惹き込まれるお話なので、ぜひまた更新していただけたら嬉しいです！ (2019年4月8日 19時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
しゃりり - 凄い続きが楽しみです！更新頑張ってください!!!待ってます！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2018年6月10日 18時
