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「はい、メロン」
綺麗に切ったメロンを
お皿に盛り付けたヌナ。
「私も少し食べていいかしら」
「はい、どうぞ
『ここで』食べてください」
ここで、を強調しながら
俺はベッドの端の方に身を寄せて
片手でポンポンと横を叩いた。
「1戦交わるんでしょう？
なら隣に寝なくちゃ」
そう言うとヌナは困ったように笑う。
「スーツがしわになるわ」
「どうせ今日はもう仕事ないでしょ？」
「そうねぇ」
「それに、客人用の椅子は1階の受付から
借りてこなくちゃいけないし」
「それはめんどくさいわね」
「だからヌナ、ここで食べて」
そう言いながらもう一度
ポンポンと横を叩くと、
「……仕方ないわね」
お邪魔します、と言いながら
ヌナはパンプスを脱いで
布団の中に入ってきた。
「あったかい…
ジョングク熱でもあるんじゃないの？」
「ヌナに熱上げてます」
「キザね、ちょっとジン警部っぽい」
「それは嫌だ」
「ふふ」
笑いながら、ヌナはメロンを
ベッドの上についているテーブルに置き
一欠片をフォークで刺した。
「これフォークね。好きなだけ食べて」
「アーンとかしてくれないんですか？」
「近況報告をするわね」
俺の言葉はガン無視で、
刺さったメロンごとフォークを俺に手渡してくる。
「奴らは特に動きはないわ。
これといって新しい情報もない。
ジミンが無茶しようとしてたところを
ジン警部が鬼の形相で止めてたわ」
「ジミニヒョン、
1歩間違えると犯罪者ですもんね」
「でも私、彼が活躍してるところ見たことないから、
1度くらい見てみたいのだけどね」
「それヒョンに言ったら傷つきますよ」
「内緒ね、内緒。シーっ」
そう言ってヌナは口に人差し指を当てながら笑う。
そんな仕草にさえも俺の心臓は、
反応してしまう。
「それから、少し嫌なことは
マスコミが嗅ぎつけてきた事ね」
「マスコミ、ですか…」
「キムテヒョンによる連続殺人事件は
メディアにとっても大きな事件だから、
そりゃあまぁ食いつくのは当たり前なんだけど。
…再調査してるって情報がどこから漏れたのか
それが分からないのよ」
「警察内部でも、俺らくらいしか
詳しいことはわかりませんもんね」
「ええ。
この少人数体制で彼らに向かっているのも、
外部への漏洩を防ぐためだったのだけど…
だから今ジミンは、そっち方面を調査してるわ」
ヌナはメロンをひと口頬張る。
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LILY(プロフ) - カナタさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、続編の方も宜しくお願いします！！ (2019年4月10日 18時) (
レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます、続編の方で更新がんばります！！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして！凄く面白いです！話の内容がしっかりしていて夢中で読みました！読んでる最中もドキドキが止まりません！続きが待ち遠しいです^^ 更新お待ちしてます！ (2019年4月10日 14時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 素敵な作品アリガトウございます、とても惹き込まれるお話なので、ぜひまた更新していただけたら嬉しいです！ (2019年4月8日 19時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
しゃりり - 凄い続きが楽しみです！更新頑張ってください!!!待ってます！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2018年6月10日 18時
