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「さて、どう思いますか？
ジン警部」
ヌナが警部にそう尋ねると、
ジン警部はヌナを睨んだ。
「……………お前は、
こいつらが言ってることを信じるって言うのか」
「まだ何も調べていないのに
嘘だと決めつけるのはおかしいわ、
その逆に、本当だと言うのもね」
ヌナは凛とした声で言う。
「あの、ジニヒョン、」
すると、ジミニヒョンが
おずおずと手を挙げた。
「今日、遺族のチェ・ジスさんと
会ってきたんですけど、
その時、妙なことを言っていたんですよ」
「………妙なこと？」
「犯人はキムテヒョンではない、
＿＿＿＿＿＿＿…警察内部の犯行だ、って…」
「……は？」
ジミニヒョンは、
ジスさんから聞いた話を俺らに話した。
「………どう、思いますか？」
ジミニヒョンが、小さい声で聞く。
「………つまりお前らは、
警察内部の犯行を何者かがヤツらに被せた、
と言いたいんだな？」
ギロリとジン警部は俺らを睨む。
「お前らがここまで
腐った考えだとは思わなかった」
「まぁまぁジニヒョン、
あくまで証拠ですから、ね？」
ナムジュニヒョンが苦笑しながらヒョンを宥める。
ふぅ、とジン警部は一息付き、
心を落ち着かせたようだった。
「…とりあえず、
今日はみんな疲れてるだろうから解散にする。
また明日、話そう。
ジョングクはしばらく入院だ、
脱走なんてしたらタダじゃ置かないからね」
「…はい」
「それからA、
お前とは少し二人で話したいことがあるから
残って。
じゃあ、解散」
「「お疲れ様でした」」
警部がまず先に部屋を出て、
ヌナがそれを追いかけるようにして去っていった。
「もー少し一緒にいたかったのに…
って顔に書いてあるな！」
ワハハ、と笑いながら
ホビヒョンが俺のほっぺを指でグリグリする。
「別にそんなこと、」
「思ってるんだろ〜可愛いやつだなぁ！」
「ホソク、
さっき言ってたジスさんの写真あるか？」
「あるよー！
なに、ナムジュン調べたいことでも？」
「ジョングク、お大事にね」
ヒョン達が話している間に
ジミニヒョンも帰ろうと立ち去ろうとした、
その時。
鼻を掠める、微かな匂いが。
「………ジミニヒョン、」
「ん、なに？」
ヒョンが振り向く。
「………ヒョン、香水つけました？」
「香水？何言ってんのジョングク」
ジミニヒョンの体から、
ヌナと同じ、ジャスミンの香りがした。
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LILY(プロフ) - カナタさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、続編の方も宜しくお願いします！！ (2019年4月10日 18時) (
レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます、続編の方で更新がんばります！！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして！凄く面白いです！話の内容がしっかりしていて夢中で読みました！読んでる最中もドキドキが止まりません！続きが待ち遠しいです^^ 更新お待ちしてます！ (2019年4月10日 14時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 素敵な作品アリガトウございます、とても惹き込まれるお話なので、ぜひまた更新していただけたら嬉しいです！ (2019年4月8日 19時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
しゃりり - 凄い続きが楽しみです！更新頑張ってください!!!待ってます！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2018年6月10日 18時
