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キム・A
彼女の名前を知らない人は、
きっとこの警察署内ではいない。
彼女は警官になって2年で警部補にまで昇格した。
ジン警部もエリートと言われているが、
彼女はエリートどころの話ではない。
前代未聞だ。
未だに女性が社会に出ると
苦労することの多いこの世の中で、
ましてや序列化の厳しいこの警察という職業で、
ここまで飛躍的に名を馳せるとは。
裏では、コネを使ったのではないかとか、
親族がお偉いさんの中にいるとか
そういう噂もされていたが、
彼女の実力はその噂さえも黙らせた。
この2年で、
今まで未解決事件として処理されてきた事件が
7つも解決し、
その運動神経を使って
検挙数もホビヒョンに続き多い。
彼女はとても賢くて、とても運動神経がよく、
そして、なにより美人だ。
「ジョングク、これどう思う？」
ジン警部から指定された店に行き、
クラブに行くためのドレスを選んで
試着室から出てきたヌナは、
警官という職業からはかけ離れている。
美しい、という言葉は、
ヌナのために作られたものだと言っても
過言ではない気がする。
そんなガキくさいことを考えた。
「……綺麗です、ヌナ」
「そう？じゃあこれにするわ
ジョングクはそのスーツでいいわね？」
真っ直ぐに伸びた艶やかな黒い髪、
魅力的な赤い唇、
びっくりするほど白くキメ細やかな肌、
そして、何かを秘めているように見える、
その神秘的な大きな瞳。
ヌナの選んだ濃い青のドレスは、
白い肌がより際立って、とても似合っている。
「ジョングク？聞いてる？」
「へ？あ、はい」
ヌナに見とれていた俺は慌てて返事をした。
俺も、
自分の容姿はそこそこいけている自信がある。
今まで好きになった女の子は
だいたい俺のことが好きだったし、
告白されたことも、何度も。
でも、俺は、ヌナとは釣り合わない。
彼女は綺麗だ、本当に。
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LILY(プロフ) - カナタさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、続編の方も宜しくお願いします！！ (2019年4月10日 18時) (
レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます、続編の方で更新がんばります！！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして！凄く面白いです！話の内容がしっかりしていて夢中で読みました！読んでる最中もドキドキが止まりません！続きが待ち遠しいです^^ 更新お待ちしてます！ (2019年4月10日 14時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 素敵な作品アリガトウございます、とても惹き込まれるお話なので、ぜひまた更新していただけたら嬉しいです！ (2019年4月8日 19時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
しゃりり - 凄い続きが楽しみです！更新頑張ってください!!!待ってます！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2018年6月10日 18時
