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「ヌナ、ジョングクは
やめといた方がいいよ
あいつの噂知ってる？」
ぶぅーとふてくされたジミンが言う。
「何、彼に変な噂なんてあるの？
それはちょっと興味ある」
少し身を乗り出して話を聞こうとすると、
ジミンは気をよくしたのか、
いつものニコニコ笑顔に戻った。
「ジョングク、今までも何度も女性警官とか、
合コンで出会ったCAとかナースとかに
言い寄られてるのに、全部断ってるんだ」
「まぁ、彼らしいっちゃ彼らしいけど」
「でね、噂によると
あいつ、……男が好きらしいよ」
その言葉とほぼ同時のタイミングで、
またジミンの頭に
重そうなバッグがバシィンと当たった。
「痛った……！」
「男が好きなのはジミニヒョンでしょ、
酔っ払って俺にキスしようとしたのは
どこのどいつですか」
ヌナ、おはよう。
と爽やかな笑顔を向けながら
トイレから帰ってきたジョングクは、
ジミンの隣に腰掛ける。
「俺はただヌナ以外の女に興味がなかっただけ」
「ジョングク、私、たまに男同士の恋愛モノとか
読んだりするからそこら辺の理解はあるわよ」
「ほらジミニヒョンが変なこと言うから
ヌナがまた調子乗った」
「だってー……ヌナ！今度は俺の家泊まって！」
「は？だめ」
「いいわよ、次はジミンの家ね」
「やったーー！」
「だめ、ヌナ、ジミニヒョンはだめ」
「うるさいよお前ほんとに、
付き合ってないくせに」
「うるさいのはお前ら全員だぁぁぁぁ！！」
ウギャァ！と猿のような悲鳴をあげながら、
トップのデスクに座っていたジン警部が
バシンと机を叩いて立ち上がる。
「朝からぎゃあぎゃあうるさいうるさいなぁ！
俺の頭の血管が切れたらお前達のせいだからな！！
ダイイングメッセージで『部下に殺された』
って書くからな！？いいな！？
書かれたくなかったら朝くらい静かにしろよ！！」
「ジン警部、つばが飛んでます」
「あ、ごめんナムジュン」
顔を真っ赤にして怒っているジン警部が
素直にナムジュンに謝るところで、
私たちは笑いがこらえきれなくなった。
「おはよーみんな……あれ？
なんでそんな笑ってんの？」
少し遅れてきたホソクがキョトンとしながら
私たちを見てる。
「さぁ、全員集まったことだし朝の会議始めるぞ」
「ジンさんの頭の血管が切れる前にやらないとね」
ジミンがそう呟くと、
またジン警部が「やぁ！」と声を上げ、
ナムジュンが盛大にため息をついた。
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LILY(プロフ) - カナタさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、続編の方も宜しくお願いします！！ (2019年4月10日 18時) (
レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます、続編の方で更新がんばります！！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: b26dd03b84 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして！凄く面白いです！話の内容がしっかりしていて夢中で読みました！読んでる最中もドキドキが止まりません！続きが待ち遠しいです^^ 更新お待ちしてます！ (2019年4月10日 14時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 素敵な作品アリガトウございます、とても惹き込まれるお話なので、ぜひまた更新していただけたら嬉しいです！ (2019年4月8日 19時) (レス) id: 3804fd5d86 (このIDを非表示/違反報告)
しゃりり - 凄い続きが楽しみです！更新頑張ってください!!!待ってます！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2018年6月10日 18時
